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役割りを知り全うする!

皆さん、おはようございます!
最近、スーパーやコンビニへ行くとインフレが潜航していることを実感します。人件費や資源コストが急騰していることを受けてのことだと思います。ゼロ金利政策と相まって実感のともなわないバブル経済が水面下で進行しており、先行きそれが是正されることでしょう。



これまでサラリーマン時代に携わった仕事は経営や事業に関わる企画や管理という、所謂、現代版FP&A(=Financial Plannning & Analysis)という言葉で要約される職務の先駆けであったと思います。日本の企業では欧米企業の様にその職務の定義が明確なっておらず、場合によっては社内調整業務ばかりが際立っている様です。


しかし、本来は財務や会計の知識をもとに、企業価値の最大化に資する経営分析や事業分析を行いながら、目指すべき経営や事業の方針を企画する役割を担うことにあります。組織体制としては、CFO(=最高財務責任者)の下に位置し、各事業部長とCFOの2つをレポートラインとして持ち、財務や経理といった部署と連携しながら並列関係に位置してます。


日本では、差し詰め経営企画室や事業企画部がそれに類似するポジションになりますが、仕事内容はその目的が異なることからギャップがあるようです。サラリーマン時代を振り返ってみますと、所属していた部署の名称如何に拘わらず、一貫して今でいうFP&A業務に携わってきたということが出来ます。それは、バブル経済崩壊という時代的背景が理由です。


どちらかといえば会社を再建する業務に10年以上も携わる中で、事業の問題点を浮き彫りにしながら、実際にそれを改善する業務を経営トップの配下で手掛けて来ていますので、その時に染みついた仕事の進め方がいまの私のバックボーンとなっています。当時は再建業務などより華々しく事業を起こすことを手掛けたいなどと思っていたことが思い返されます。


事業を継続的に成長軌道に乗せて行くことは絶えず事業再構築を行っていかなければなりません。それは会社再建手法と同じ意味を内包しており、新たな事業を起こす場合でも事業を再構築するか構築するかの違いはあっても同じことだと思います。新たな事業の場合は、構築すべき事業資源が起業者に依存しており、限られることから外に求めることになります。


また、事業を分析して企画していく為には、ただ単に課題を抽出してその解決方法を教科書通りに見出そうとしても駄目で、事業が置かれている市場環境や利害関係を充分に理解した上で事業を構想する力が不可欠となります。財務数字の上っ面だけに捉われておらず、それをどう立体的に捉えて描写するかが問われます。法律により糊付けする様な感覚でしょう。


いまは中小企業の成長をサポートする役割を担っていますが、ただコンサルティング的にコメントをするだけではなく、実際に実務をやって自分が描いた構想を実現していく必要があります。中小企業にはマネジメントノウハウが欠けているだけではなく、それを実現していく人財もノウハウも欠けている訳ですから、期待に応えようとすれば当然の事となります。


その結果、中小企業がステップアップさせて成長軌道に乗せることが冥利に尽きます。そんな思いから現在の経営コンサルティング事業とは一線を画する役割を築き上げ8年が経過します。自らのビジネスモデルは必ずしも洗練されているとは思いませんが、プロのパートタイムCFOとしての腕をさらに磨いていけば、その先に何らかの結果が見出せるでしょう。


今日もありがとうございます!
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