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基本に忠実に!

皆さん、おはようございます!
社長業とは孤独で、なかなか報われるものではありません。それは創業社長であっても、雇われ社長であっても同じかもしれません。自問自答を繰り返しながら、進むべき方向を手探りで探しあてるのと同時に、日々発生する突発事項に対して私情を挟む余地はありません。



夢を持って自分の人生を描いていくのと同時に、日々の暮らしの喧騒に巻き込まれながらも冷静に状況を判断し、歩むべき方向を定めて行くのが生きることなのかもしれません。そのどちらにおいても大切なのが、物事を考える上での礎となる自分が築き上げて来た立ち返るべき「基本」なんだと思います。基本に忠実に従いながら自分の色を少し乗せることです。


言い方を変えれば「守・破・離」とも表現できます。修業における段階を示すものとして、 「守」は、師や流派の教え、型、技を忠実に守り、確実に身につける段階。「破」は、他の師や流派の教えについても考え、良いものを取り入れ、心技を発展させる段階。「離」は、一つの流派から離れ、独自の新しいものを生み出し確立させる段階であると言われてます。


先行きを見通し難い中を歩んでいくには、自分の感性に従ってやたらめっぽう動きまわっても徒労に終わるだけで、そこにはやはり何らかの身体に擦り込まれた暗黙知とも言える考えるべき拠り所が必要です。それは目を瞑っていても自分に出来る個性であり、その核となる技をもって自分の身の回りの環境を見渡しながら、それを適用していく応用力が必要です。


自分なりの型があるから応用できる訳であり、それがプロフェッショナルということになると思います。自分なりのスタイルを編み出す為にも、立ち返るべき基本がなければなりません。それは相手の求めに応じて、自分目線でアウトプットすることではなく、相手の立場に立って満足のいくような事物を提供できるまでの基本に忠実な応用力を持つことでしょう。


そんな私の守るべき基本とは、やはり財務数字を活用して会社や事業をマネジメントするかということになると思います。財務数字を扱うようになって、もう40年近くも経ちますがそれをどう読み解き、描き出して行くかは、とても奥深く未だ学びの現在進行形かもしれません。財務数字は0から9までの数字の羅列なのですが、それを介して表現することです。


確かに会計諸則に従って規定される財務数字なのですが、それらを鵜呑みにして財務数字を扱っても事業の本質を理解したことにはなりません。真実な財務数字を理解する為には、やはり現場に赴きそこで働く人々と交わりながら、個々の財務数字が意味するところを肌で感じ取ることが必要です。そん数字の組み合わせにより事業が立体的に見える様になります。


最近、経営管理や事業管理といった業務に改めて傾注しています。若い頃に散々携わってきた地味な仕事なのですが、若い頃とは違い財務数字を通して事業に関わる人々の生き様を具に見ている様に思います。どうすれば事業が良くなるかは、人を見て事業を動かすことでしょう。そうすると財務数字というものが実に立体的に見えてきて留まることがありません。


そこに自分の思いをどの様に重ねて行くかによって事業という結果が異なるものになるのです。その責任を感じながら、自由自在に財務数字を表現していくことが問われているのです
。数字というものは一見して理解されてしまうものであるからこそ、自分に謙虚に財務数字を丁寧に扱っていきたいと思います。答えのない答えを求め財務数字とともに歩んでます。


今日もありがとうございます!
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