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仕事のバックボーン!

皆さん、おはようございます!
コロナウイルスを罹患してからもう1ケ月が経とうとしているのに、何か体質が変わってしまった様な倦怠感と鼻に罹った声が気になります。やはり40度もの熱を出した代償なのでしょうか。傷んだ身体を庇う様に精神的なテンポも少しばかりスローになった気がします。



若い頃の笑い話ですが、幾度となく転職活動をしていますが、知人の紹介ではなく自ら人材紹介会社等を利用して転職活動をしていると必ず言われたのが、仕事のバックボーンはなんでしょうか?ということです。彼らが聞いているのは「部署」なのですが、生憎、私は会社再建業務等プロジェクトで行う仕事に携わった経験が長く、彼らには理解し難いようです。


人材を売り込み当て嵌める側からすると、営業なら営業、財務なら財務、経理なら経理という分かり易い経験職務がないとオーダーメードの職務経歴書を書いて説明した所で、なにかモヤモヤするという感じなのでしょう。確かに、これまでのサラリーマン人生を振り返ってみますと、生涯一財務というどころか財務部という部署にすら所属したこともありません。


社会人になって初めての仕事が信用金庫の営業職だったのは分かり易いと思いますが、その後はディベロッパーでの事業開発だったり、事業管理だったり、更には会社再建業務に携わったかと思えば、事業企画という事業本部内の経営企画的な仕事に携わっています。ただし出来ることは幅広く、毎度おなじみの財務数字のみならず、法務や経理にも明るいのです。


しかも、ただ幅広い実務が出来ることに留まらず、なぜか結果的に経営陣や弁護士、会計士の傍に居ることが多かったため、経営や事業の分析や判断といったことの方が得意かもしれません。その経験を活かして未だ日本におけるM&Aの草創期にM&Aのアドバイザリー企業で仕事をした経験がありますが、苦になるどころか自分の思う様に力を発揮してました。


M&A業務を通して勉強になったのは、主に株式を公開している企業のトップに対して、M&A戦略を提案できたことと、それまでエクイティ(=株主資本)実務がなかったので、企業価値算定などを身に付けることが出来たことでしょう。それまでの経験を引っ提げて大手化学メーカーの経営戦略部にまるで落下傘で降下するかのように在籍したこともあります。


この時の金字塔は、やはり株価を3倍に上昇させ株価時価総額を4千億円余り上げたことでしょう。よく私のこれまでの仕事人生の集大成という言い方をしますが、主に財務や会計、法務の知識をもとに企業戦略のアドバイスを行うどころか、実際に中期3ヶ年経営計画を策定したり、それに基づきM&Aを実行したり、低稼働資産の有効活用を行ってきています。


全てのビジネスユニットについて、成長性と資本コストを基軸としたポートフォリオ分析により4つの事業象限に分類して、各々の象限に応じた事業方針に基づきM&A戦略や低稼働資産の有効活用戦略を経営会議に提案したのは懐かしい思い出です。一言自慢させて頂くとしたら、単なるマーケットを買う形のM&Aではなく事業開発型のM&Aを得意とします。


某大手外資系コンサルティングファームも舌を巻いていました。今これまでの経験を振り返っても、なかなか具体的職務として説明するのが難しいと思います。ただ申し上げられるのは判断力や応用力は人一倍高いかもしれません。その前提にあるのは分析力や構想力なのかもしれません。最近は年齢も年齢ですので中小企業のパートタイムCFOを名乗ってます。


今日もありがとうござます!
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