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経営改善計画の本質!

皆さん、おはようございます!
最近、ネット銀行の利用者が急激に増えているそうです。若者世代がサブ銀行的に利用するだけはなく、給料振込口座としてメイン銀行として利用する事例が増えています。それは預金金利が既存銀行に比べ圧倒的に高いことや振込手数料が安いことに理由があるようです。



パートタイムCFOとして様々な中小企業の財務をお預かりすることが多いのですが、俗にいうコロナ融資がお客様の資金ニーズが明確にあるにも拘わらず、金融機関の融資量を増やす為の商品として使われていたという、考えられない一面が見え隠れします。融資を受けた中小企業側も、突如として湧いてきた余資によってタガが緩んでしまった現実があります。


金融機関側も中小経営者側も襟元を正しておかなければ、思わぬところで足下を掬われることに成りかねないので注意が必要でしょう。しかし、本当の意味で事業に対して性根の据わった経営者というものは、その様な浮利を追うこともないでしょう。どこまで行っても自らが実現したいと考える、志高らかに飽くなき追求を続けるものであることが理解できます。


その様な気高い経営者はほんの一握りであり、多くの中小経営者は日々の糧を得ることに精一杯であり、なかなか企業の将来ビジョンを定めるどころか、経営者自らが日々の獣道に入り込んでしまい、何のために事業を行っているのかを忘れてしまっているというのが一般的かもしれません。その違いは、経営者の資質ではなく、少しばかりの視座の問題でしょう。


どんな中小経営者であっても、当初は大志を抱いていたと思います。足下ばかりを見続けていれば誰しも目先のことしか考える余裕がなくなってしまうでしょう。その様な現実にありながら、少しの時間、目線を上げて自らの志を考える時間を持つことが大切なのです。そんなちょっとしたことが日々の暮らしの中で出来るかどうかが大きく差異となって現れます。


圧倒的多数の中小経営者は、混迷する業績の中で悪戦苦闘している訳ですが、そこから脱することが出来るか否かは、ほんの紙一重であり経営者の意識の持ち方ひとつで業績が劇的に変わるものなのです。それは、やはり経営者独り孤軍奮闘するよりも、経営コンサルタントや経営革新等支援認定機関の様な外部の第三者に入って貰った方が良いのかもしれません。


ただし、それら外部第三者機関の中には、公認会計士などの優秀な人財もいるのですが、確かに経営改善計画などの事業計画を作成することには長けているのでしょうが、それが第三者機関による思い入れや満足感を満たすことを目的に作成されているとしたら、大きく目的を逸脱していると言わざるを得ないでしょう。本当の解答は経営者の中にあるのですから。


確かに、埒の明かない中小経営者の不明瞭な事業方針に何時までも耳を傾けていたら、金融機関との関係の中で改善できる事業の改善も出来なくなってしまう、という声が聞こえてきそうですが、それは奢りだと言わざるを得ません。そもそも事業は、その経営者の人生そのものであることを忘れてはなりません。どこまでも、経営者の思いに理解を示すことです。


そうやって経営者の置かれた立場を考慮に入れながら傾聴を続けることで、やがて経営者自ら自分の思いに気付き可視化出来るようになるものです。そこまで出来れば、経営改善計画も半分出来上がった様なものです。10年後になりたい自分や事業のことを考えながら、それを具体的なビジネスモデルに落し込み、事業計画として取り纏めて行けば良いだけです。


今日もありがとうございます!
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