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労働投資という考え方!

皆さん、おはようございます!
朝4時台ともなりますと、既に外は明るくなっており、朝の静けさが辺りに漂っています。考えてもみれば夏至まであと5日に迫っておりますので、当然と言えば当然でしょう。冬至の頃の鬱蒼とした暗夜より、周囲が明るい方が精神的にも前へと心が晴れ渡って行きます。



不労所得という言葉がある通り、人間が額に汗水垂らすことなく、金融資産や不動産などに投資することにより、それら資産が所得を稼いでくれる、なんとも効率的な話しだと思います。それに対して、労働所得とは、人間が自然などの環境に働きかけて、生活手段や生産手段などをつくり出す活動のこと、からだを使って働くことにより得る所得ということです。


最近では、その労働所得にも、主に肉体を活用して得る所得と頭脳を活用して得る所得に区分できるのかもしれません。ただし、何れにしましても人間に与えられた時間は1日24時間と決まっていますので、出来ることなら効率良く所得を得たいと考えるのが人情なのでしょう。その様な考えがあるから、社会がどんどん近代的に発展してきたといえるでしょう。


ただ現代社会は、資本を持つ者と持たざる者の格差が非常に広がり過ぎており、持つ者はその富が益々増えて行く格差社会を産んでしまっていることが問題視されています。労働所得に対する課税率に比べて、不労所得に対する課税率が低いということもありますが、社会の仕組みとして俯瞰してみても、あらゆる点において不労所得の方が恵まれてるのでしょう。


日本ではここ30年余り賃金水準が増えるどころか減る一方であるのに対して、株式という金融資産は増加の一途を辿ってきたことを見れば明らかでしょう。それを持てる者と持たざる者のやむを得ない格差と諦める前に、この地球上で人間が生きる前提として平等であるべきことは、これからの社会の秩序を維持していくためには避けては通れない現実でしょう。


少し話しがそれるかもしれませんが、人間は額に汗水を垂らす形の労働部分も持っておく必要があると感じています。不労所得型の仕事や頭脳を使用する労働所得型の仕事ばかりやっていると、人間の肉体が退化するばかりでなく、やがて健全な精神にまで影響を来すでしょう。人間は自然と供に育まれ、その自然界のメカニズムを感じている必要があるでしょう。


そうすることによって、人間に健全な肉体と精神が宿り、この社会をより良くして行こうとするエネルギーが湧きでてくるものと思います。現代社会は、非常に脆い砂上の楼閣の上に成り立っているので危うい状態にあると思います。健康を意識的に維持していくのと同じように、時として本来の労働を楽しむべく、意識的に額に汗水を垂らす行為も必要でしょう。


さて、労働所得には時間的な制約があることを先に触れましたが、ファイナンス理論ではありませんが不労所得の様に様々な投資先に分散投資してリスクを軽減して総所得を底上げする様な考え方があっても良いと思います。謂わば、労働所得を期待するというより労働投資的な考え方によって、様々な労働者と関わることによって新しい糧を生み出していくこと。


上手く説明できませんが、2022年に制定された労働協同組合法に近い考え方で、自身の肉体や精神それ自体を出資の目的とする考え方です。報酬は自分自身の労働貢献度合いに応じて配当されれば良いでしょう。より人間的な法人ということになりますが、人々が協働しながら一つの事業目的を達成していく。当然にひとそれぞれによって役割が分担されます。


今日もありがとうございます!
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