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中小企業CFOの役割!

皆さん、おはようございます!
家族で吉祥寺にあります「うな鐡」という鰻屋に行ってきました。自宅から近いのですが、吉祥寺に行くのも久し振りなら、うな鐡へ行くのは家内と結婚する前以来ですので33年振りといったところでしょうか。すっかり店構えも変わっていますが、味は昔のままでした。



この年齢になりますと、経験値的にも会社の経営を担う役割となります。そうは言いましても、会社に勤めている訳ではなく、中小企業の経営を再構築するパートナーとしてのCFO(=最高財務責任者)の役割です。フルタイムでCFOを雇い入れることのできない中小企業において、常勤ではないパートタイム的な社外役員としてその役割を担う立場なのです。


大手企業ではすっかりCFOという役割が定着してますが、中小企業においては経営トップがCEO(=最高経営責任者)、COO(=最高執行責任者)、CFOという3つの役割を担っているのが現状です。各々の役割を担っているというより、経営者としての役割が混在しているという方が正しいでしょう。CEOとCOOを兼ねてもCFOは分けるべきです。


CEOが経営方針を立て経営に対して全責任を負うのに対して、COOは本業の運営執行を司ることを考えますと、中小企業というものは実はCEOが不在で社長はCOOとしての仕事に専念しているとも言えます。自らの本業については社内の誰よりも熟知しているのですが、その日その時々の経営判断に終始せざるを得ないという意味ではCOOなのでしょう。


それではCOOとしての中小企業の社長がCFOとしての役割を担っているのかといいますと、CFOとしての役割を担える人財が不在であるというのが正直な所でしょう。本来のCFOの役割とは、CFO固有業務としてCEOと共に経営方針策定や重要意思決定を行うのと同時に、資金調達など財務業務や金融機関などとのリレーションシップ業務があります。


そして予算実績管理や経理、法務、人事などの経営管理業務、および事業承継やM&Aアライアンスなどを通した事業開発業務も当然に含まれます。中小企業であっても会社として適切に経営を行っていく為にはCFOが必要であることが、実は多くの中小経営者に知られていません。その点を中小経営者に理路整然と説明すると焦りにも似た理解を示すものです。


まずは、中小経営者個人のマイパーパス(=自分自身の人生の意義や目的、働く意義)に裏付けられた事業のパーパス(=社会との関わりにおける事業の存在意義)を通して、事業のビジョンや計画などの経営方針が明確になっていないからです。また、財務諸表を見て利益が出ているか否かを把握しているのは益しな方で、多くは税務申告の為の物となってます。


だから予実管理を行っている訳なく、経理処理も税理士にアウトソーシングするのが関の山であり、法務や人事などのノウハウは欠如しているというのが正直な所でしょう。事業に打って出ようにもM&Aなどの事業開発の知見があるとは考えられません。良くよく考えてみますと、それらの知見を生かして中小企業たりとて事業資源を生かし成長出来るでしょう。


それが出来てないから、先行き不透明なコロナ禍後の時代背景の中で、中小企業は混迷を極めているのだと思います。これからの社会は、事業規模ではなく事業の質を高めて行く必要があります。それを確実なものとして行くためにも、フルタイムCFOを採用するのが難しいのであれば、パートタイムとしての社外CFOにそれら役割を担って貰うべきでしょう。


今日もありがとうございます!
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