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これからの社会を考える!

皆さん、おはようございます!
チェロの音色に嵌ってます。身体に染み渡り、耳から入った音が全身を駆け巡り足の裏から抜けていく様な感じがします。もともと下半身があまり強くないのですが、頭上から入って来て腹のあたりで留まっているエネルギーが、音色とともに押し流されているのでしょう。



現代社会の問題は、産業革命以降に形づくられた枠組みが限界に達していることだと思います。確かに大量生産を前提とする規模の経済追求が現代社会の底流を成しており、株式会社という企業組織や資本経済の興隆と相まって、それまで家内手工業のような職住接近した暮らしを分断し、仕事をする場所と言えばわざわざ会社に行くことが当たり前になってます。


そのことに疑問を持つ人は、現代社会において余りいないでしょう。それが効率的であり会社組織の成長とともに、私たちは物質的、金銭的な豊かさを手に入れることが出来たからです。会社での仕事を通して、スキルを高めながら成長していくことが可能ですし、それとともに報酬やポジションが上がっていく外的インセンティブにより満たされて来たからです。


ただし、それは経済が右肩上がりに成長している、即ち会社がモノを作れば作るほど飛ぶように売れた、未だ社会にモノが満たされていない時代のことです。しかし、既に社会にモノは満ち足りており、人々は物質欲求ではなく精神的欲求を求める様に変化していることは疑う余地がなくなっています。モノ市場が飽和状態となっておりコト市場が求められてます。


株式会社というものは、効率性を追求することを前提に設計されているため、これからもメーカーは効率性を追求していくことでしょう。もっとも情報技術を活用して多品種少量生産を効率よく行っていく方向に向って行くと思います。工場の生産設備が飯の種になる時代からAIなどの知的資産にその意味合いが移ります。21世紀は新たな社会の幕開なのです。


情報社会というものは、これまでの様に会社に人々が集まり寄り添いながら仕事をする必要がなくなるネットワーク社会になります。会社は効率を求め、少しでも優秀な人財と繋がろうとするでしょう。その様な社会では、人を雇い入れること自体が重い固定費を負担せねばならないので効率的とは言い難くなるかもしれません。会社のプラットーフォーム化です。


優秀な人財の意味がこれまでと異なってきます。詰め込まれた知識を活用し目の前の課題を解決するのでなく、感性と創造力によって問題を見出し、それを変えていく力が求められるようになります。これまでの教育制度に基づく所謂学校秀才タイプではなく、もっと自分ならではスタンスで物事を捉え考えられるタイプが求められますが、多くはいないでしょう。


その様な人財は、どの会社も囲いたいと思うのですが、そもそも囲い込まれなくとも暮らしていけることに留意が必要です。誰でもその様な資質を持っているのですが、これまでの教育制度がそれを邪魔しており、後天的に身に付けた形式知に頼り過ぎてしまっているところに問題があります。そこに気付き形式知の殻を破り、自分の感性に従って生きることです。


時間は掛かるかもしれませんが、社会がその様に動いていますので、遅行的に人々はそれに従って自らを変えて行かざるを得ないでしょう。その為には、もっと人々のメンタルに目を向け自分が生きる意味、仕事を通してそれをどう実現していくかを考えることが大切です。社会の枠組みが大きく変わり行くときに、新しいビジネスの機会が生まれるのも事実です。


今日もありがとうござます!
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