誰にも聞けない経営戦略!

ビジネスの未来を財務と心で読み解くブログです!

CREATE LIFE!
より良い暮らしを創造しよう!

http://crelife.co.jp

全体最適の社会!

皆さん、おはようございます!
三連休はどの様にお過ごしでしたでしょうか。
天候にも恵まれ、絶好の秋日和でしたね。
さぁ、今日から4日間、頑張って行きましょう!


このところ、企業の不祥事が事欠かないですね。
最近の新しいニュースでは神戸製鋼がアルミ製品の品質データ改ざん、日産自動車が完成車検査を無資格者が行っていたとか、少し遡れば東芝、三菱重工、三菱自動車。。
名門と言われる企業のオンパレードです。


なぜ、この様なことが立て続けに起きるのでしょうか?
何れにも共通しているのは、組織としての問題であること。組織の中で、直接業務に関わった社員が存在するのでしょうが、集団の中での個人は組織人と化してしまい、普段生活を営む私人とは異なる心理が作用してしまうからでしょう。


企業は、資本主義経済の中で、競争を行うことにより新たな技術の革新、効率化、コストダウンの弛まぬ努力を続ける存在です。その競争が、国内でだけではなくグローバルな企業をも相手に、日夜終わることない果てしない営みを繰り広げています。この様な大手企業の行く果てはどこにあるのでしょうか。


企業活動は、株式を公開していれば尚更ですが、絶えず成長を求められます。株式市場は増収増益をあたり前とした仕組みとなっていますので、存続のためにはどこまでも遠心力を働かせなければいけません。それが、海外覇権を目指したM&Aや同業者の合従連衡としてのM&Aとして現われています。


最近、「規模の不経済」という言葉を目にしました。なるほど、確かに。。
資本主義経済の下、大量生産を果たしていれば単位当たりの製品コストが低減し続けるという幻想を抱いていましたが、実は単位コストの低減も行きつくところまで行きますと、規模のコストが重く圧し掛かってくるというものです。


例えば、肥大化した組織というヒエラルキーの中で、効率的に業務を進めるためには、働く個々人の業務を標準化して組織をシステマチックにして行くことが尊ばれます。しかし、時代は絶えず動いていますので市場環境が変わると組織も改編しなければいけないのですが、その時に業務が滞りなく進まなくなってしまいます。


また、来るべき時代を予測して研究開発を行っていかなければいけませんが、
巨大化した組織が享受しなければならない、余りある利益を生み出す新製品を開発する為には、巨額の研究開発費を投入する必要が出て来ます。企業が際限なく新たな製品を生み出して行くには限界があるというものです。


企業の組織化が極限まで進みますと、そこで働く人々が社内で気軽にコミュニケーションを採る機会が少なくなり、無言で黙々と自らの仕事をこなす様になることが危惧されます。本来、知的生産とは平常心でいる時の何気ない雑談の中から生まれて来るものですから。心理学における組織行動論の領域では人間疎外の問題として扱われています。


この域に達しますと、組織内でのコミュニケーションは論理的な形式を踏んで語っていかないと、説明することが難しくなります。その様なコミュニケーションは建前でしかなく、本来、人間が五感で理解し直感で正しい解答を得るのに比べ、表面的な知識での会話となります。その様な環境下では、企業の考える力が減退してしまいます。


消費者からみた冒頭の大手企業による企業論理優先の不祥事は、その様な心的メカニズムにより生じています。良き社会システムであるはずの資本主義経済の行き着く先を、誰も見たことがありません。ただ言えますことは、資本主義経済という仕組みは人間が生み出したものであり、我々はそこに埋没することなく上手く活用しなければいけません。


最近、世界中の自動車メーカーが、こぞってEV(=電気自動車)の商品化に着手しはじめています。トヨタ自動車においてはライドシェアリング(=車の共同使用)やオートモバイル(=自動運転)にまで視野に入れています。米自動車メーカーはそれまでの海外進出を取り止め国内回帰が始まっていると聞きます。


これらの現象は、ある意味、規模の経済への限界を感じはじめている暗示と言うことが出来るかもしれません。少なくとも、この地球上で必要とされる自動車台数には限界があります。シェアリングエコノミーの出現がクルマの所有から利用へ変えると予想されます。世界の自動車メーカーが際限なく規模を拡大して行くには自ずと限界があるようです。


その意味では、資本主義経済にも自浄作用として「規模経済の限界」が予め用意されていたのかもしれません。企業組織が利己的な活動に走れば、社会からの制裁を受けることもそのシステムの一部に含まれるのかもしれません。肥大化した組織は、サブシステムに権限委譲して「全体最適」を目指す必要があるものと思います。


一番危惧しますのは、国民の生活を豊かにするための公器である企業が、ミクロで起きている社会的な課題を事業を通して解決することなく、企業自らの使命ともいう論理で活動を行い、生活者を置き去りにしてしまうことです。消費者としての私達により良い製品を送り届けるだけが企業の責務ではないとないと思います。



CREATE LIFE!
より良い暮らしを創造しよう!
http://crelife.co.jp


×

非ログインユーザーとして返信する

あと 2000文字

※は必須項目です。