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起業の自己内省!

皆さん、おはようございます!
週末の昼間に代々木から渋谷まで散策を楽しみました。途中、人気の中華料理紫金飯店の絶妙な卵チャーハンを食べ、ブルーボトルコーヒーで本を読みながら芳しい珈琲の香りを楽しんだり。まち歩きが趣味の私にとって、行きかう人々を眺めているのが息抜きになります。



30代半ばから数えて、これまで幾度かの起業経験を持ちます。振り返ってみますと、事業を上手く立ちあげられず撤収をしたり、撤収せざるを得ない状況に至ったりと辛酸を舐めた思い出が頭をよぎりますが、いまの自分が一番自然体であり自分のペースに合っているようです。それだけ精神的にも成熟したからかもしれませんが、自分に嘘がないからでしょう。


これまでの不本意な結果となっている起業を自分なりに解釈してみますと、その時々まで積み重ねてきた経験を存分に発揮できてはいるのですが、自分の事業にかける思いや志といったものが些か独り善がりだったと思います。もちろん自分が遣りたいことを事業の目的とはしているのですが、社会との関わりの中で為すべき腑に落ちた胆力が弱かったと思います。


意気に感じるという言葉があると思います。社会のある事象を目の当たりにし深く感じ入り自分として居ても立ってもいられずそれを解決すべく物事を成し遂げようとする気持ちになることです。あの感覚の境地に立たないと、少なくとも私は内面からほとばしるエネルギーが湧き出ることがありません。それなくして目の前の難題を乗り越えることが出来ません。


それは自分の思いや志を頭で考えることでなく、身体で感じとり何ものかに突き動かされるということだと思います。その様な境地に立っていない起業は長続きしないものかもしれません。起業経験者を見ていますと何によって突き動かされてるか個人差はあるようですが、少なくとも自分が生きてきた原体験の中に何らかの執着すべき激しい情動があるようです。


いくら頭で社会的意義があると考えても、それが自分自身の経験に裏打ちされていなければならない。それが過去の起業の中では足りなかったことを素直に認められる自分がここに居ます。起業に年齢は関係なく、機が熟した時がその時だと思います。自分で呼び込むのではなく、自然の成り行きでその様な機会が人生の中で幾度か転がり込んで来るものでしょう。


ただその様な機会に恵まれても、身体で感じ取ることが出来なければいけません。私にとって今がその時だと感じています。いまの成熟した社会の枠組みは素晴らしかったのですが、多くの矛盾を孕んでいる様に感じます。社会は動いていますので、やはり人間として幸福を感じられる社会に変えていく必要があるでしょう。すでに近代化は成し遂げられています。


人生の大部分を占める仕事のあり方を見直す時期に来ていると思います。サラリーマン生活を卒業し自分で事業を営んでいますと、分け与えられた仕事というものは人間の視野を極端に狭めてしまい、本来持って生まれた感性が鈍化してしまいます。その様な状況の中では新たな社会を創造していくことが出来ず、疎外感を感じるばかりの社会になってしまいます。


だから中小個人事業を営む方々、これから起業しようとする方々に頑張って貰いたいと感じます。これまでの社会の枠組みに捉われることなく、自由な発想で事業を描き出して頂きたい。それが社会をより良い方向に導く唯一の方法ですし、持続可能な活力ある地域を取り戻すことに通じます。雇用関係という慣習に捉われない仕事のあり方があって良いでしょう。


今日もありがとうございます!
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