誰にも聞けない経営財務戦略!

ビジネスの未来を財務と心で読み解くブログです!

CREATE LIFE!
より良い暮らしを創造しよう!

http://crelife.co.jp

中小個人事業者の悩み!

皆さん、おはようございます!
言葉というものは、人間に備わった最大のコミュニケーションツールだと思います。それにより自由に互いの意思疎通を図ることが出来ます。そんな日常は意識せずに活用する言葉ですが、人それぞれ活用する言葉の概念が微妙に異なることに留意することも必要でしょう。



様々な個性溢れる中小個人事業者とお会いして感じるのは、皆さんが口を揃えて相談相手がいないと仰ることです。といいますか、事業者とはその様な境遇になることがあたり前とさえ考えている様にも見受けます。しかし、日々事業を営むなかで、何も拠り所のない答えのない問題に適切な判断を下すのは容易なことではありませんし、確信が持てないものです。


先日、古巣の信用金庫の副支店長とお話しをしていたところ、やはり中小個人事業者に相談相手がいず、ビジネス支援プラザの様なサーポート機能を設置したが、上手く機能していない様なことを仰られていました。それは、きっと中小企業診断士の資格を持つ職員が、お客様へ経営アドバイスをするものの課題を指摘し指導することに終始しているからでしょう。


考えてもみれば中小個人事業のことを一番良く知っているのは、その事業を営む事業者であり、それを外部からさぞ事業を熟知している如く指導しても、事業者は心の底では決して納得していないものと思います。自分の下した判断に確信を持てないでいるだけの事業者に、全く異なる視点からアドバイスをしても、やはり受け入れられずもっと混乱するだけです。


まずは経営判断に正しいも間違えもないことをお伝えしなければなりません。事業者自身が正しいと思ったことは正しいのであって、それにより結果が伴わなくとも自分自身が選んだ判断を信じて突き進むことです。良くあるパターンとしては、その様な時に立ち止まってしまい、それをリカバーしようと自分の意にそわない反対の事を行ってしまうことでしょう。


私の知人に健康機器の自主企画開発とWeb販売で、創業3年目であるにも拘わらず実に売上高数千万円にまで成長させているスタートアップ事業者がいます。もちろん事業を立ち上げるのは初めてであり、若干30代前半の彼にはもちろん事業者の経験はおろか、サラリーマン経験すら片手で足りるほどしか持ち合せていないませんが、非常に明るく前向きです。


彼に言わせれば、事業を営むことはそんなに難しくなく誰にでも出来ると言ってのけます。さぞかし精神的な重圧が負担となっているものと思いきや、目の前の遣るべきことを一つずつ行っているだけとまで言わしめます。一般的には、その目の前に山積みとなった遣るべきことに追い掛けられ、恐れおののいてしまい精神的ストレスを感じてしまうものなのです。


彼の強みは、事業というものを大上段に構えず、自分がやりたいと思うことを楽しみながら行っていることだと受け止めてます。サラリーマン時代に経験したことの延長線上でいまのビジネスに取り組んでいますが、その時に感じたモノを販売する上での問題意識を反面教師として、自分が考える理想の商品を自ら創り出し、それをお客様に喜んで貰いたいのです。


事業を行うことは、壮大なビジネスモデルを描くことでなく、どんなに小さくても良いので自分自身の事業にかける思いを明確に持っていることだと思います。そうすれば、目先の拠り所のない問題に直面しても、自分の赴くまま正しいと思う判断が出来ますし、例えどの様な結果となってもそれを受け入れ、また自分の気持ちに正直に事業を行うことが出来ます。


今日もありがとうございます!
https://crelife.co.jp

×

非ログインユーザーとして返信する