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生きた経営計画!

皆さん、おはようございます!
60年余りも百戦錬磨で戦い抜いてきた経営者のお金に対する執着心には驚かされるばかりです。戦後復興を搔い潜ってきた時代的な背景がそうさせてしまったのか、お金を稼ぐ嗅覚や直観力で右に出るものはいません。そんな化石のような存在も時代の一頁なのでしょう。



中小個人事業者の多くは、思い通りに事業を成長させることが出来ず、創業当初の希望に満ちた気持ちも、いつの間にかやるせない割り切れない気持ちへ変わってしまうものなのかもしれません。自らの事業については、誰よりも詳しく隅々まで熟知しているにも拘らず、どこか気持ちの中で釈然としないものを感じてしまっているのが多くの経営者だと思います。


人間のメンタルは硝子細工の様なものであり、よほど鍛錬しないと自らのマインドをコントロールすることは難しいものと思います。事業を営む上で一番大切なことは、経営者のマインドを最良な状態に保つことです。マインドが整っていなければ、どんなに事業を営むために必要なスキルやノウハウを持っていても、折角の事業機会を呼び込むこともできません。


経営者個人が将来に向けてどの様なことを実現しようとしているのか、そこまで明確に志を意識している方は少ないと思います。志の大小ではなく、それを明確に自分のものとして顕在化させていることが大切です。何故なら、それが事業の理念となり、それをベースに5~10年先のビジョンが描け、具体的な経営戦略へと結び付けることが可能となるからです。


ところが自分自身の思いや志を明確に持っている人は意外に少ないものです。普通はもっとぼやけた潜在意識の中に留まってしまっているものです。この自分自身の漠然とした思いや志を敢えて紙に書きだしたり、他者に話をすることを通して可視化化させることにより、初めて自分に気付くのが普通であり、経営者として目指すべき目標が具体的になるものです。


中小個人事業者には、経営計画を作成することをお勧めします。中には、もう既に毎年作成されている所もあるかもしれませんが、その多くが銀行から融資を受けるために作成される販売計画であったり、事業計画に終始してしまっていると見受けられます。それはそれで必要なことではあるのですが、折角ならもう一歩踏み込んで経営計画を作成すべきでしょう。


経営計画とは、販売計画や事業計画の拠り所となる理念から導き出されるべきです。理念とは、社会との関わりの中でその事業を営んでいく意義を指し示すものであり、中小個人事業の場合は経営者個人の思い、志、生き様といったものが色濃く反映されることになります。それなくして経営しても、目的なき事業はただ目先の利益を追いかけることに留まります。


事業を成長させていくということは、やはりその事業が社会に受け入れられることにより、結果として売上や利益が後から付いてくるものだと思います。その様に考えますと、まずはその事業が存在する以前に経営者個人の思いや志が大切になってきます。そこを出発点として、それを実現する為のビジョン、販売計画、事業計画が必要になってくるわけなのです。


それらを総称し経営計画といいますが、そこには経営者個人の思いや志によるブレない軸が一本通っている必要があります。生身の人間の思いや志というものは、自分が歩んできた人生の中にあるものであり、時間を経ることにより具体化することがあっても、色褪せることがないその様な性質のものです。それを顕在意識として客観的に俯瞰することが大切です。


今日もありがとうございます!
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