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気持ちの良いことを仕事に!

皆さん、おはようございます!
転職を考えるときに、それまでの給料を下げることなくキャリアアップすることが良い転職と言われています。しかし、必ずしもキャリアアップしなくともよい場合が一つだけあります。それは、本当に遣りたいことが出来る転職であり、報酬は後から付いてくるものです。



団塊世代以前の方々とも仕事をご一緒させて頂いたことのある最後の世代かもしれません。印象に残っているのは豪放磊落(=ごうほうらいらく)で強い自分の信念を持っています。会社から宛がわれた仕事をするというイメージからはほど遠く、まるで自分が地軸の様な立ち居振る舞いです。考えても見れば、その様な方々がいまの経済の礎を創ったのでしょう。


人間というのは、その時々の社会環境によって柔軟に思考や行動が変わりますので、その時代といまの時代では社会のメカニズムが大きく異なっていると言えるでしょう。情報社会の到来により、時代はまた動き始めています。これまでの護送船団的な没個性を重んじる大衆社会ではなく、個人の個性が社会を揺り動かすことが出来るそんな社会になると思います。


個性を発揮する為には、少なくとも社会との関わりの中で自分自身が目指すべき思いや志が必要になるでしょう。丁度、明治維新に生きた獅子たちが議論を重ねながら、日本のあるべき姿を語り明かした様に、将来に向けた自分自身の明確なスタンスを持つ必要がある様に思います。そこまで大胆でなくとも、社会に寄り添う生き方ではなく意思のある生き方です。


それが今日では、企業の存在意義(=パーパス)や個人の志(=マイパーパス)として注目され始めているようです。それは、勉強をして学べるようなものではなく、自分の生きてきた人生の中に存在するものであり、当然に経験を積んで行けばそれが進化していく、そんな性質を持ちます。考える糸口は「自分が何をしている時に、一番気持ちが良いのか」です。


会社に就職する時、今日でしたら会社のブランドや生活の安定性に重きを置いてしまいますが、それでも会社に入社したらこんなことを遣ってみたいという抱負を持っていたと思います。実は、それがその人の最も純粋な志なのかもしれないと思います。本来は、入社後もその思いを貫き通して深化させて行くべきですが、いまの日本の会社はそれを良しとしない。


某業界などでは、会社に魂を授けなければ一人前とは言えないという様な浅ましい企業文化が残っている様です。但し、これからの情報社会では、その様な没個性な企業文化では多様な価値を認めるこれからの社会の中で生き残っていくことは難しいでしょう。一方、政府の働き方改革という号令に従って、多様な働き方を認め移行する会社も増えつつある様です。


例えばメンバーシップ型雇用からジョブ型雇用への転換、それに付随して週休二日制から週休三日制を採り入れる会社です。その様な会社の一部ではパーパスやマイパーパスを模索してます。そこまで考える会社は、真剣に働き方改革の持つ意味を考え抜いているのだと思います。会社の存在意義に社員が共感した時に会社のパフォーマンスが一番高まるからです。


会社の存在意義に社員が共感することは、社員個々人の生き様や志が一致することを意味するからです。本来、会社と社員の関係はそうあるべきだと思います。マイパーパスが分からないという声が聞こえてきそうですが、それは誰しにも自分自身の中にあることをお伝えしたい。気持ちの良いことを仕事にしている時が、素の自分らしさであると言えるでしょう。


今日もありがとうございます!
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