皆さん、おはようございます！
結構、自分が何を遣りたいか分からないという方がいます。その様な方にアドバイスをさせて頂くとしたら、頭で考えすぎないで、自分の気持ちの趣くままま、外に出て様々な人との出会いを大切にすることです。その様な中から自分の遣りたい事がが分かる様になります。

大学を卒業して３５年が経過します。ようやく自分を客観的に俯瞰できる様になり、これまでの経験を活かしてこれからの人生を思い切り楽しんで行きたいと考えています。これまでを振り返ると、社会の尺度に照らし合わせると完全にアウトローだと思いますが、結果的に自分を信じて納得のできる好きなことを遣ってこれたことが今に繋がっていると思います。

自分が病気になったときと事業を整理するに至ったときには、流石地のどん底に落とされ呼吸も出来ないほど相当の精神的なダメージを受け死を意識したこともあります。その様な状況から這い上がってこれたのも、周囲の人々との絆があったからだと思います。自己内省を繰り返しありのままの自分の姿を受け入れ認めることが出来たことも良かったと思います。

その様な経験を通しても、今も変わらぬ志があります。それは綺麗に言ってしまえば「持続可能な地域社会を創る」ことです。子供の時から旅行が大好きで、親に内緒で随分と全国各地を放浪したものです。分別がつく様になった高校大学時代は自転車で各地を訪れ、その地域の特性や暮らす人々の温もりを肌身で感じ取った経験が今も昨日の様に思い返されます。

高校時代には将来仕事に就くのなら観光業界と思っていました。人が好きでホスピタリティ溢れるサービスをお客様に提供しながら、観光開発を行って行きたいと考えていたからです。だから大学で心理学を専攻したのかもしれません。就職活動では航空会社を希望し大学３年時よりＯＢ訪問を行いましたが、最後の社長面接にて敢え無く玉砕してしまいました。

少々、我ながらミーハー？！だったかと振り返りつつも、自分の遣りたいことが分からなくなったことが思い返されます。１年間の就職浪人をした後に、たまたま地元の信用金庫の求人広告を見つけ、直感的にここだと思ったものです。経済、金融、財務など縁遠かったのですが、それを身に付け地域経済にどっぷり浸り身に付けることが出来ると考えたからです。

それからは水を得た魚とでもいうのでしょうか、その時は持ち前の人懐っこさで難攻不落のお客様を随分と新規開拓した記憶があります。融資で事業計画書を作ることに目覚め、先輩がフィットネスクラブ開業の事業計画書を作成しているのを横目で見ながら、いつかは自分もその様になると心に誓ったものです。金融実務も身を持って体得できた良い時期でした。

その様な折に大学時代に就職先として関心のあったディベロッパーの求人広告が目に留りました。その会社は、既に今は無くなっていますが、地域開発、リゾート開発、ホテル開発などを手掛けており、自ら事業開発を手掛けたいという思いから転職を果たします。信用金庫出身でも金融や財務の経験を活かすことができ、更にそれに磨きを掛けることになります。

そのディベロッパーは華々しく新規事業を打ち上げ過ぎたせいで、バブル経済崩壊とともに沈没することになります。そこでの経験を活かしてＭ＆Ａの世界に身を投じ、コーポレートファイナンスの技を集大成させる訳ですが、どこかに志を置き忘れてきてしまい精神的に行き詰ってしまいます。いつの間にか技を磨くことが人生の目的化してしまったのでしょう。

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