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起業の心得!

皆さん、おはようございます!
若い時の起業というものは、不足する経験を事業を立ち上げながら身に付けていく必要があり、ブレない真直ぐな情熱が大切だと思います。これに対しミドルやシニアの起業は、それまで培って来た経験をどの様に社会に受け止めて貰うかを再定義することかもしれません。



自分が創業者か創業メンバーかの違いはあれ、これまでに4回の起業経験を持ちます。何れにも共通しているのは、創業時の準備段階では売上などがある訳もなく、潤沢な創業資金を持ち合せていないのが一般的です。日々、預金通帳と睨めっこしながら、どんどん減っていく資金に不安を抱きながらも、事業を開始する為の準備を進めていかなければなりません。


確かにエンジェル投資家やベンチャーキャピタルから、ビジネスモデルの新規性を訴え掛けながら、資金調達することも可能です。しかし、それら外部投資家に出資をして貰うということは、例え株主の責任が出資額の範囲に限定されるとはいいましても、事業者にとっては事業を成功させなければならない責任を負うことになり、精神的な負担が大きくなります。


また、それら外部投資家から資金を調達するということは、海のものとも山のものとも分からない投資リスクを取った見返りとして、先行き株式を公開しなければならないという足枷も出来てしまいます。株式を公開するということは、小さな会社ながらも社内の牽制体制を整えて、監査法人による監査を受け続る必要があり、経営の自由度も狭まってしまいます。


現在なら、大手企業が総じてベンチャー企業への出資を通じて、新規事業を立ち上げる呼び水にしようという流れがありますので、必ずしも株式公開を前提としなくとも、創業時の必要資金を調達できる様になっています。これらが、新たに創業しようとする場合の定石と考えられてきましたが、いま社会が求めている起業はこんな綱渡りなものではないでしょう。


もっと個々人が自由に自己表現手段として、必ずしも株式公開を目指さずとも、事業を営んでいける様な起業だと思います。これまでの社会ではスケールメリットを追求しなければ事業を成功させることは出来ないと考えられて来ましたが、これからの社会は規模がなくとも創業しようとする者に少しばかり秀でたスキルがあれば、それを受け止めてくれものです。


それは情報社会だから出来ることであり、事業に社会的価値があれば共感され暖かく受け止めらるものです。事業を小さく生み、少しずつ成長させていけば良いと思います。例えば、お惣菜屋さん初めたいのであれば、一般的には厨房とそれを販売するための店舗が必要だと考えるものです。それは個人にとって身の丈に合わない初期投資が必要なってしまいます。


事業を始める前から余裕資金があれば良いですが、個人が起業するにあたり銀行から融資を受けるにはリスクが高すぎることになります。そうであれば、少しばかり知恵を遣ってシェアキッチンをタイムシェアで借りて、極力初期投資を抑えることも考えられます。また、店舗を構えずサブスクの様に先に代金をお客様から貰い毎日お届けすることも可能でしょう。


その様にしながら事業を営む感覚を身に付けながら、徐々に拡大させていけば良いと思います。自分一人で行えないほど事業が忙しくなってきたら、自分が持つ独自レシピを料理教室を開いて伝授し、生徒さんの中でお惣菜事業を始めたいと考えている人に業務委託という枠組みでお願いすれば良いでしょう。生徒さんも無理なく生きた起業経験を積めるでしょう。


今日もありがとうございます!
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