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本分を知り事業を営む!

皆さん、おはようございます!
事業活動を行うには必ず強みとなる要素資源を持つものです。そのコアとなる資源を活用してどの様なビジネスモデルとしてバリューチェーン(=価値連鎖)を描き出すかが問われます。同じ資源を活用していても販売、賃貸、ノウハウ提供かにより異なる事業になります。



自分自身の「本分」を知ることは大切なことだと思います。ここでいう本分とは「その人として本来尽くすべき責務」という意味で使用しています。サラリーマンの時とは異なり自ら事業を行っていますと、広く社会に対して商品を提供する上で一身にその責任を負わねばならないことから、自分自身が自信を持てないことにはなかなか手を出せなくなるものです。


裏を返せば、余程の自信があるからこそ商品として世に問うことが出来る訳で、それはその提供しようとする商品に関して、一朝一夕には築き上げられない長年身体に刻み込んできた経験知としての目利き力がなければ出来るものはないかもしれません。自分自身が許容できるリスクの範囲を知っているということでもあり、だから事業を営むことが出来るのです。


それは、悪戯に無責任なリスクを取りに行くということでなく、社会や自分に対して誠実でなければいけません。自分自身に嘘をついた事業というものは長続きするものではありません。だからこそ持てる能力を如何に社会のために役立てていくべきかを謙虚に考えるのであり、己の内なる声に耳を傾けながら自らが生かされる場所を探すことが大切だと思います。


何故その様な考えに至ったかといいますと、過去に事業に失敗をした経験を持つからです。
いま振り返えれば、その事業を始めるに際して誠実に対応した経緯があったからとはいえ、経営者としては余りにも己の本分を理解していなかったと思います。どんなにその事業領域に詳しい優秀な技術者と一緒に仕事を行ったとしても責任を全うできなければいけません。


技術者だって見逃してしまう瑕疵が生じるかもしれません。その様な時に経営者である自分がリカバリー出来ない事業を行ってはならないことを痛感しています。組織なので自分に出来ないことは、それが出来る人を迎え入れれば良いという考えもある様ですが、会社というものは経営者の器の大きさ以上に成長しない様に、余程の幸運に恵まれる必要があります。


事業に成功している会社というものは、やはり祖業に関する創業者の目利き力に長じるものがあります。会社が成長していけばやがて業務に手が回らなくなり、他者に仕事を任せていくことになりますが、その場合でも提供する商品に関してはリスクをマネージする力量が不可欠です。それこそがその会社のコアとなる経営資源であることは言うまでもありません。


最初から自信を持ってリスクを許容しながら事業を営んでいる人なんておらず、事業を行いながらそれを身に付けていくものかもしれません。ただ大切なことは、己の事業に対して誠実であるべきでしょう。若くして起業したなら、急な事業拡大を考えず、謙虚に一歩ずつ確認しながら学んでいけば良いと思います。結果、その事業の目利き力が養われて行きます。


自分がサラリーマン時代に培った経験知を生かして起業するなら、奢ることなく己の本分に忠実になるよう自らを戒めるべきかもしれません。ただし、どんなに豊富な経験知を持っていても、普通の感覚の持ち主なら自分が社会に提供する商品に関わる責任の存在に躊躇してしまうのが一般的です。それも誠実に対応していればやがて自信に繋がって来るものです。


今日もありがとうございます!
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