誰にも聞けない経営財務戦略!

ビジネスの未来を財務と心で読み解くブログです!

CREATE LIFE!
より良い暮らしを創造しよう!

http://crelife.co.jp

アートとしての事業!

皆さん、おはようございます!
そよ風を捉えてふわふわと羽ばたく蝶をみていますと、起業したばかりの事業者と重なって見えます。翼をがむしゃらに動かすことなく、風の流れに身を任せながら自分の行きたい方向に飛んで行けば良いのです。目を閉じそっと風の流れを身体で感じ取る感覚が大切です。



事業を行うということは、独り善がりであってはなりません。社会(=消費者)に対し商品を提供していかなければならないので、勿論、その商品を生み出すスキルやノウハウを持ち合せていることはあたり前として、見落としがちなのが自らのスキルやノウハウに拘るあまり、社会が求めている商品が何であるかを感じ取っていないことが往々に見受けられます。


良くあるのが、自らのスキルやノウハウを拠り所にして創りだした商品に酔いしれ自信を持っているあまり、本当に社会が何を求めているかにまで考えが及んでいないケースです。それは、仮に社会にとって必要とされると考えられる商品であっても、本当にお客様の立場に立って、お客様にとってメリットのある最良のソルーションを提供しているかを含みます。


プロとしてソルーションを提供するのなら、自らのスキルやノウハウをお客様が望んでいる課題にジャストフィットする解決手法を提供できなければならないと考えます。お客様の方に商品へ合わせて貰うのではなく、提供する商品をお客様に合わせることは言うまでもありません。それが出来るか否か、プロをプロと言わせしめるものでることに留意すべきです。


規模に拘わらず、最近の企業はプロフェッショナル精神をもって事業を営んでいる所が少ない様に思います。それは、企業が規模の経済を追求する様になりマス市場を相手に商売を営んでいることもありますが、それを実現する為に標準化という形式面ばかりを捉え事業を拡大してきたこと、数字を追い求めるあまり企業哲学が希薄化していることにあるでしょう。


イノベーションを求められている企業が、新しい商品を創り出すことが出来ず、旧態依然としたビジネスモデルのまま、自らが磨き上げてきた誇り高き高水準技術やノウハウを拠り所として自信作である商品を上市してもさっぱり売れないということは、最近良く聞く現実だと思います。それは企業が独り善がりであり、社会の声を聞いていないからだと思います。


人間が持てるスキルやノウハウを拠り所として、社会が求める課題を事業を通して解決していくということは、一人の人間として如何に生きて行くべきかという哲学にも似た深い思いや志がなければ、なかなか向き合えないものです。その様な思いに立てた時に、初めて自らが持つスキルやノウハウに磨きが掛り、社会にも生かされて輝いてくるものだと思います。


私は、アート活動の深層にあるのはその様なものだと思います。なにも美術館に飾られているものだけが芸術作品ではなく、私たちの日々の営みの中で繰り広げて行くのが、これからの社会ではないでしょうか。芸術家だって持てる暗黙知を芸術作品として形式知化していく為には、様々な人と交わり会話する中から感じ、気付きを得ながら試行錯誤するものです。


その為には、いかに社会を客観的に俯瞰し、自らの感性で受け止めた社会の課題を掘り下げて行くかが大切であり、相手の立場で物事を考えることだと思います。企業勤めをしていますと、細分化された自分の役割が仕事になってしまい、それをこなしていれば達成感を得られる様になってしまいます。大切なことは、自分なりに社会に向き合い感じ抜くことです。


今日もありがとうございます!
https://crelife.co.jp

×

非ログインユーザーとして返信する