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社内ベンチャー!

皆さん、おはようございます!
隣の芝生は青く見える様に、若い頃は自分の可能性を信じて色々と目移りがするものかもしれません。この歳になり振り返ってみると、比較的その時々の目の前のやるべき事に注力してこれたことが、結果的に自分の軸となる専門性を掘り下げることに繋がったと思います。



最近、大手企業も総じて社内ベンチャーを奨励するようになっています。それまでの本業のビジネスモデルでは、この社会の大変革期に継続して事業を営んで行くことが難しくなっていることが背景にあります。考えてもみれば、日本の産業というものは明治維新以降に海外から輸入して、それを日本人ならではの感性で木目細かくマイナーチェンジしたものです。


その様な成功体験が長く続いたものですから、どうやってゼロからビジネスを立ち上げて良いのか分からないというのが、現在の日本の企業の置かれた状況ではないでしょうか。しかも、既存事業の成功体験が色濃く残っていますので、組織として事業を運営することには秀でていますが、その合議制の組織体制で新たなビジネスを創り出すことは難しいでしょう。


だからか、大手企業では手っ取り早くスタートアップ企業に出資して新しいビジネスを取得すべくCVC(=コーポレートベンチャーキャピタル)というスタートアップ企業に出資するファンドと投資やモニタリングをする組織体制を整える企業が、業界の如何に拘わらず一つの流行になっていますが、実態はそんなに厳格に運用されておらず成果も乏しい様です。


そもそも、新たに事業を立ち上げるためには、それを立ち上げようとする人に熱い思いがなければ立ち上がるものではありません。新しい事業の芽というものは至る所にあるものと思います。ただそれを事業として成功に導けるか否かは、やはり事業を立ち上げようとする人の思いや志に裏付けられた、どんな事があっても折れずにやり遂げる強い精神力でしょう。


もちろん、その事業を行っていく為の最低限必要な専門性や技を身に付けていることは、言うまでもありません。それは、ビジネスを知っているかどうかというテクニカルなことではなく、一芸に秀でていれば良いと思います。自分が社会に提供しようとしている商品を創り出す技や目利き力とでもいうのでしょう。それがその人の思いや志に通ずるものなのです。


事業を立ち上げようとする人に対しては、その点を充分に見極める必要があり、その心構えが不足している人については本人に試行錯誤を繰り返して貰いながら、心・技・体が整い一致するまでひたすら温かく見守るしかないと思います。その間に適切なアドバイスをすることも必要ですが、それを習得して行くのは本人次第で、それが事業を起す醍醐味でしょう。


社会(=消費者)との関わりの中で、心・技・体を磨いて行くことも忘れてはなりません。プロとアマチュアの違いは、自らが創出する商品が独り善がりではなく社会に受け止められる必要があります。それをビジネス用語ではマーケティングというのかもしれません。そんな感性をも持ち合せて頂きながら、プロとしての匠の技は磨かれて行くものだと思います。


そこまで確立されれば、後はテクニカルなビジネスの話しになります。実際どうプロモーションを行いながら、どの様な販売手段で創出した商品を消費者に届けるかということになります。ビジネスとして事業構築していくことも必要でしょう。でも、それは核となる商品の創り手および商品があっての話しですので、まずは心・技・体を整えることからでしょう。


今日もありがとうございます!
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