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子供たちへの起業家教育!

皆さん、おはようございます!
今の社会は、微に入り細に入り管理が行き届いてしまい、それが妙に個人の権利ばかりを主張し、義務を全うすることがお座なりな個人主義が蔓延る風潮にあると思います。行き過ぎた管理社会は、人々からハングリー精神を奪ってしまうというデメリットがあるでしょう。



首都圏で自治体が若年層向けに起業家教育を行う動きが広がりつつあるようです。新型コロナウイルス禍をはじめ、社会情勢が目まぐるしく変わる中、課題や需要を捉えて仕事につなげられる力を身に付けてもらうことが狙いとしてあります。起業家教育まで行かなくとも、お金に関する学びを採り入れる学校も増えており、生きた勉強として注目されています。


起業家教育とは、会社経営を疑似体験して貰い、創造性や課題解決力などアントプレナーシップ(=起業家精神)を養う教育手法のことを指します。教育の中で、チャレンジ精神、探究心、情報収集・分析力、判断力、実行力、リーダーシップ、コミュニケーション力など、起業そのもの以外にも社会で健全に生きて行く力を身に付けることを目的としています。


千葉市では、千葉大学と連携して2010年から毎年、小学生向けの起業体験プログラム「西千葉子ども起業塾」を開催してます。子供達が自ら仕事を創出し、生き抜いて行ける子供たちを育成することを狙いとしています。今般産業界にも呼びかけ、千葉がアントプレナーシップ教育のトップランナーとして、次世代の人財育成を牽引できる体制を整えてます。


東京都は「起業家教育プログラム」を都内小中学校で2020年より展開してます。当初は応募のあった7校で初めて実施し、2022年は11校を決めているそうです。学校側の希望を取り入れながら作成するカリキュラムに沿って、会社の設立や商品開発、販売などを子供たちが実践的に学んで行きます。個人商店が減り、子供が商売を学ぶ機会も減ってます。


埼玉県も2018年度から若い世代の起業家教育を目的とした起業家講座を毎年実施してます。毎年20~30校程度の県内中学・高校が応募し、全生徒が参加する学校もあるそうです。講座は埼玉県ゆかりの起業家が講師を務め、起業の経緯や苦労話、やりがいなどを実体験に基づいて語っているそうです。県は若者などの起業家支援補助金等も準備しています。


横浜市は2020年から若者向け「起業家マインド育成プログラム」を実施てます。起業家を講師に招き、経営の基礎知識を教え、実際にビジネスプランの作成に挑戦してもらう内容となっています。また、横浜市立大学や神奈川大学など市内4大学と連携し、学生らを対象に開設している起業家支援「YOXOカレッジ」を小学校から高校までに対象を広げます。


日本の開業率は4.2%で、英国13.5%、フランス10.9%、米国9.1%と比べると非常に見劣りしており、政府は開業率10%台に引き上げることを目標としています。これまでの日本の戦後教育制度は、高度経済成長を支えるサラリーマンという画一化した駒を大量に養成することを目的としており、未だそれが変わらずに続いていることが疑問です。


確かに商店も減少し続けており、子供たちが商売に触れる機会が減ってもいます。私は父親が事業を営んでいた関係で中学時代からアルバイトをしていた経験を持ちます。少し眼鼻の利く学生などは、学生時代にプチ起業をする人もいますが、ほんの僅かです。彼らを見ていると逞しく見えます。何のための教育であるかをいま一度、考え直した方が良いでしょう。


今日もありがとうございます!
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