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マイパーパス!

皆さん、おはようございます!
自分で事業を行っていると売上や利益を追い求めること以前に、なんでその事業を営み、どこに向かって行こうとしているのかを絶えず考え続けるものです。それは自分が経験してきた過去の楽しかったことや思い出から導き出されるものであり個性そのものなのでしょう。



人間というものは感覚の生き物だと思います。今の社会では頭で論理的な思考を回すことの方が尊ばれていますが、それ以前に生身の体を持った精神的な存在であることを忘れてはなりません。確かに様々な個性を持つ人間が折り合いを付けて行くためには、論理的な思考でコンセンサスを得ることも必要ですが、それが自分の感覚から遊離していてはなりません。


心や体が良い感情、良い状態にある時は、より創造的な仕事が出来るものと思います。なぜその職に就いたのか。働くものが自分を知り、ポジティブな感覚になれば、自ずと良質な仕事のアウトプットが自然に増すものと思います。その意味では、いまの企業は人間を機械の様な効率性ばかりに目を奪われており、もっと人間の心理的な側面に目を向けるべきです。


もちろん経済合理性という意味から生産性を高めることは大切なことですが、最も生産性が高まる時というのはその人が最大の満足感を得られている時だと思います。新型コロナウイルス禍でリモートワークを採り入れた企業の生産性が問われています。それは働き方の問題ではなく、働くものの気持ちとして満足感が得られているかどうかではないかと思います。


ユニリーバ―・ジャパンでは、働くものの生産性を高めるために自身のパーパス(=存在意義)を考えさせる取り組みをはじめています。何のために働くのか?その軸が定まっていれば上司や同僚の目があろうとなかろうと自律的に働けるからです。パーパスは方位磁石のようなものであり、パーパースが明確ならいつでも、どこでもブレずに働くことが出来ます。


パーパスは一般的に企業姿勢や存在意義を示すことであり、事業の目的が何かを完結な言葉で表すことです。社会の課題に対して自らの事業を通してどの様に解決しようとしているのか。先行きが不透明な時代において、パーパスがなければ企業はこの社会という大海原の中で漂うばかりであり、社内外の利害関係者から理解を得ることが出来なくなると思います。


また、その企業の運営を担う役職員もマイパーパスを明確に持っていなければ、企業のパーパースを描けないばかりか、企業としての活力が失われて行くことになるでしょう。企業のパーパスとマイパーパスが合致しないことも生ずると思います。その様な時はマイパーパスを実現できる企業に移れば良いですし、必ずしも一つの企業に固執する必要もありません。


何をしている時にワクワクするか?子供の頃に何に夢中となっていたか?その様な自身への問いかけの中にマイパーパスが存在しています。個人にパーパスを自覚させる取り組みは、なんとあのSOMPOホールディングスも始めているそうです。2023年までに全役職員に人生の目標を考えさせ、仕事との向きあい方を再構築させることが目標となっています。


マイパーパスは、大手企業に勤めている方々のみならず、正しく中小企業にもあて嵌まります。特に中小個人事業の経営者にマイパーパスがなければ、将来的な事業の発展はあり得ません。事業を担う個々人が自らの生きる情熱と目的を明確に持っていれば、地域経済も持続可能なエコシステムを取り戻すでしょう。溌剌とした笑顔で仕事ができる社会を忘れずに。


今日もありがとうございます!
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