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働き方改革!

皆さん、おはようございます!
様々なお客様に接していますと、時としてなかなか自分を受け入れて頂けず、苦労することもあります。いつも誠心誠意向き合っているつもりでも、どこまでお客様の立場で物事を考えられているのか考えが及ばないからでしょう。その様な時は共感することに努めてます。



ヤフーをはじめ大手企業が、従業員への週休3日制の導入や休日が増えることにより空いた時間を副業や地域ボランティアなどの社会活動を行うことを後押しする動きがにわかに広がりつつあります。未だ企業側も試行錯誤しながら検証している段階ですが、従業員がキャリア形成を会社に委ねず自律的に取り組むことで生産性を高めることが狙いとしてあります。


週休3日制の導入については、パナソニック、塩野義製薬、みずほファイナンシャルグループ、ヤフー、ファーストリテーリングなどが既に導入をしているか、導入を計画してます。中には週休4日制を認めている企業もあります。何れも従業員のウェルビーイング(=幸福感)を高めることが目的であり、従業員個々人によって異なる価値観を受けたものです。


完全週休2日制より休日日数が実質的に多い制度を導入している企業は全体の8%にも上っており、徐々に増えているようです。その多くは、小さな子供のいる女性の就業支援などワークライフバランスの向上や介護の必要がある従業員などに限定されてきましたが、リスキング(=学び直し)や企業としての採用強化のために取り入れる企業も増えてきています。


一層の普及に向けては働き方の見直しで生産性を向上し、給与水準を維持できるかが鍵となるでしょう。海外でも英ユニリーバが週休3日制を試験導入し、給与水準を維持した労働時間削減や生産性改善効果を検証しています。英レディング大学の調査では、週休3日制を導入した英企業の6割超が生産性が改善したとの答えを得てますが、まだまだ試行錯誤です。


一方、ヤフー、キリンホールディングス、パーソルキャリアは、3社間で相互に副業人財を受け入れる実証実験を行っています。副業をしている従業員のキャリア意識の変化や業務の成果を検証することが目的です。ヤフーは既に自社従業員に副業を認めているどころか、副業人財を自社業務に携わって貰うために、年齢や性別に関係なく積極的に活用しています。


今般の実証実験では計7名を対象としており、所属企業以外の新規事業開発やダイバーシティ(=多様性)推進などに取り組み、約3ヶ月で週1回以下の稼働としています。副業者は企業と業務委託契約を結び、5~10万円の報酬を得ます。業務の成果を明確に求め、従来の人事交流などとは異なる位置付けとなっています。実証データを残す事も必要でしょう。


副業受け入れに関する企業側の主な課題は、煩雑な労務管理や業務ノウハウ流出です。今般の実証実験では、参加する企業同士が予め業務内容を合意することで、ノウハウ流出への不安を軽減しつつ、互いの強みを学び合うことを目指しています。副業者の働き方についても業務のミスマッチが起きないようにし、労務管理面でも過重労働を防ぐことにしています。


直感的に考えれば、従業員が自律的に働く時に一番生産性が高まるのでしょう。その為には、自ら主体的にキャリア形成を図るべく副業や兼業を通じて、またリスキングにより自分ならではの個性豊かな経験を積んでいくべきでしょう。大手企業では合意形成のために実証実験のプロセスを経なければなりませんが、皆が動き出せば社会は変わるものと思います。


今日もありがとうございます!
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