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人間中心の社会!

皆さん、おはようございます!
日本人の拠り所の歴史を辿ると「家」制度に行きあたる様です。家が個々人の全ての生活の基盤であり、村社会では家という単位で協働しながら畑を耕し生計を立てています。町では旧財閥家を中心に人々が丁稚として雇われ、その名残がいまの企業に引き継がれています。



最近、HR(=人的資本)に注目が集まっているようです。企業財務などにおいても、人的資本が労務費として経費処理される財務情報に違和感があり、もっと積極的に資産計上すべきではないかという議論が国際的になされています。また、これまで生産設備が企業にとっての収益源でしたが、これからは人間に寄って立つアイディアこそがそれを代替するなど。


どれも的を射たものであり、これからの情報社会では人間こそが唯一無二の存在であることに注目されるでしょう。あたり前と言えば、あたり前のことなのですが、いまの社会は私たち人間の協働の場である企業をはじめとする組織体の存在が大きくなり過ぎており、ややもすると人間が疎外感覚を感じざるを得ないほど、この巨大な社会システムに迎合してます。


一方で時代の変革期において、社会の仕組みの変革が迫られていますが、それら安定を志向する組織体の存在が障壁となり遅々として進んでいないことに疑う余地がないでしょう。人間が創り出したはずの協同的効率を狙いとする組織体を如何に変革させるかも人間の英知だと言わざるを得ません。もっと人間個々人の心理や行動科学に目を向ける必要があります。


人間というものは、極度に企業などの組織文化に染まってしまいますと、それに同調する行動を採るものであり、本来持っている個性を発揮できなくなることは、誰しも経験として知っていることだと思います。組織という枠組みに捉われることなく、もっと自由にフラットに個々の人間の持ち味を活かしながら暗黙知を形式知化して行かねばならない時でしょう。


過去の慣習に捉われる企業をはじめとする組織集団は、このままでは立ち行かなくなることは明らかです。確かに産業革命以降、人間の英知を込めた生産設備が大量にモノを作ってくれる時代は、それが社会にベネフィットをもたらす唯一の方法であることを疑う余地もありませんでしたが、モノやカネという資本にだけでなくヒトにも着目する時代の幕開けです。


ようやくその様な入り口に差し掛かっているものと受け止めます。人間個人が自分自身の個性に目を向けて、自分の持ち味をどの様に活かしていくかを表現することにより、他者との共感による新しいアイディアや発想を創出する機会が増えることになります。その為には、もっと人間個人のアイデンティティを呼び覚まし、客観的に己を理解することが必要です。


これから企業をはじめとする組織もオープンでフラットな組織にならざるを得ません。それは、副業や兼業を採り入れる企業が増えていること、また、これまでのメンバーシップ型雇用からジョブ型雇用へ変えざるを得なくなっていることを見れば、ご理解いただけると思います。それが仮に企業の営利の追及目的の結果であっても、世の中の大きな潮流なのです。


その様な来るべき社会の中で、人々はどの様に処すべきかと言いますと、企業をはじめとする組織に寄り掛かることなく、もっと自分の思うがままに行動すべきでしょう。自分自身の思いや考えこそが拠り所であり、それを深めていく為には自己内省をしながら試行錯誤することも必要でしょう。だからこそ他者と共感し合いながら自らを確認することが必要です。


今日もありがとうございます!
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