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水素ステーション!

皆さん、おはようございます!
人間ひとり一人が思いおもいのポリシーに基づき自由に物事を考え、行動していく社会は素晴らしいと思います。その時に忘れてはいけないのが、他者の考えや行動を相手の立場で理解し共感することだと思います。そうやって健全な人間関係が育まれ、英気が養われます。



コスモエネルギーホールディングス(=HD)と岩谷産業は、水素ステーションの建設や水素製造を巡って協業する検討を進めるそうです。2022年中に水素ステーションの運営を担う共同事業体を設立、コスモHDが所有する給油所に水素ステーションを併設し商用車に充填出来る様にする他、水素輸入を見据えた受入基地の建設でも連携する構想を持ちます。


次世代エネルギーの本流は、ホンダとソニーが電気自動車で連携し新規参入するなど世界的に自動車産業各社がガソリン車から電気自動車にシフトすることを表明していることから、電気だと目されています。水素燃料電池車(=FCV)が次世代商用車であると睨み、研究開発を進めていたトヨタ自動車までが、その潮流に乗り遅れまいとする行動に出ています。


しかし、確かにガソリン車が排出する二酸化炭素(=CO2)を削減する決め手が電気自動車というのは分かり易いのですが、電気自動車を走らせるための電気を安定供給させるかまでは世界的にみても未知数な部分が残されており、果たしてどうやって電力の供給量を増やしていくのか未だ疑問が残されます。再生可能エネルギーが救世主の様に捉えれています。


化石燃料や原子力による電力の供給から再生可能エネルギーによる供給に代替することさえ遅々として進んでいない現状を見ると、電気自動車の需要増加まで供給が追い付くのかという課題があるのではないでしょうか。また、太陽光発電やバイオマス発電などは、その設置や燃料の供給において、山林を切り崩すなど自然環境を破壊することが見落とされてます。


人類が生き残っていく為には、エネルギー問題と食糧問題は避けて通れません。大局的な見地で持続可能社会を実現していく為に、もっと本質を理解し熟慮していくことが不可欠でしょう。私は、次世代エネルギーの可能性は水素にあるのではないかと考えています。水素についても未だオーストラリアやアラブ首長国連邦などから試験的に輸入している状況です。


それでは一国の安全保障面からも、水素を代替エネルギーとして据えるには不安がよぎってしまいます。それら問題を解決する方法として、やはり人工光合成技術に期待を寄せたくなります。人工光合成であれば、太陽光と水さえあれば二酸化炭素と化学反応を起し、水素とプラスチック原料を生成することが可能な、とてもクリーンで持続可能なエネルギーです。


現在の様な国土に系統電力を張り巡らせることもなく、地域毎に水素ステーションを作りマイクログリットの様に地域ごとに需要主体に供給することも可能です。水素ステーションで水素を生成することが可能となりますので、ガソリンの様に海外から原油を輸入して国内の精製基地からタンクローリーでガソリンスタンドへ輸送する無駄を省くことも出来ます。


その先には各家庭でコンパクトな水素生成機器を設置して、FCVに充填することも可能でしょう。日夜技術は進歩していますので、もう遠くない将来にその様なことが実現するのではないかと思います。その時に既得権益を持つ主体が、それを守るために新たな可能性の芽を潰してしまわぬように、しっかりと見守って行くことも私たちの責務であると思います。


今日もありがとうございます!
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