皆さん、おはようございます！
何でも器用に仕事が出来る人ほどマイパーパスを明確に持っている必要があると思います。
マイパーパスとは、その人の内面に秘めて持つ存在意義や志といったものです。それを持っていれば周囲に重宝がられて振り回されることなく、自らの意思で自律的に行動できます。

最近、株式を公開している新興企業の顔ぶれを見ますと、幾つかの共通点があることに気付かされます。モノをつくり商品として提供するというより、専門的なノウハウをサービスとして提供するビジネスが多いことです。それも企業など事業者が抱える経営の課題に対し、外部プロ人財が持つ高度に専門的知識をシェアリングしながら解決していくサービスです。

それから企業統治面からは、明確に企業理念、企業の存在意義、ビジョン、経営戦略を打ち立てていることでしょうか。時代の端境期において、過去のビジネスのあり方を模倣することなく、世の中にないビジネスを打ち立てていくからには、創業者の強い哲学にも似た意思が色濃くビジネスに反映されている必要がありますので、当然といえば当然なのでしょう。

昨年の７月２７日に東証マザーズ市場に上場を果たしたサーキュレーションは、企業向けに特定の業務に精通したプロ人財のシェアリングサービスを手掛けています。企業の経営課題に合わせた適切な人財を活用し、専門のチームを作ることで問題解決を支援しています。過去の案件やスキル情報を蓄積し、最適な人財を提供できるのが差別化要因となっています。

顧客企業へのアプローチ営業および課題解決をすべくプロ人財をコーディネートし管理するコンサルティング業務を同社が担っています。ＩＴ（＝情報技術）とアナログを融合し、ＩＴに頼り切らないところが同社の持ち味だと思います。これから専門性高い人財ほど企業に属さずフリーランスとして複数の企業の課題解決に貢献していく時代に移行するでしょう。

もう一つは、今年２月１７日付でやはり東証マザーズ市場に上場したエッジテクノロジーです。人工知能（＝ＡＩ）を活用して企業の業務を改善するコンサルティングを手掛けています。ＡＩエンジニアなどのフリーランスを仲介する人財サイトも運営しており、コンサルティングの際は社員とフリーランスが協力してサービスを提供する事業形態をとっています。

顧客は大手企業を中心に裾野は広く、業種も食品や素材、不動産など多岐に渡っています。
契約を長期間継続する顧客が多いことも特徴で、収益基盤の安定に繋がっているようです。
最後は今年３月１１日に東証２部市場に上場したばかりのセレコーポレーションです。自社で賃貸アパートの構造部材の生産も行う、賃貸住宅専門の建設会社と言って良いでしょう。

どうして旧態依然とした事業展開する同社が株式を公開できるかと言いますと、不動産有効活用の事業開発提案や賃貸アパート物件の経営管理提案に定評があるビジネスモデルだからです。一般的には賃貸住宅を建設し、販売して業務が完了になるところを賃貸アパート経営のコンサルティングに注力しているところが、市場から好感を持たれているからなのです。

労働集約型産業から機械生産産業に移行することにより飛躍的に生産性が向上したことは歴史が物語っています。それが、これからは知識集約型産業への変遷を迎えており、そこにＡＩなど情報技術を取り込むことによって如何に生産性を上げていくかという命題に取り組んでいるこれら新興企業の胎動を受け止めます。これらの潮流は変わらないものと思います。

今日もありがとうございます！
https://crelife.co.jp