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事業成長のセオリー!

皆さん、おはようございます!
地域内で資本(お金)が健全に循環していることが地域の発展のために大切です。その為には、地域内の消費者や事業者といった経済主体に活力があることは勿論ですが、それら経済主体間で生産が自己完結しており、そこに信用創造する地域システムの再生が不可欠です。



スタートアップ企業、中小個人事業の如何に拘わらず、事業を成長させて行くためには、精巧なビジネスモデルや事業計画以前に、事業を司る経営者の精神が熟していることが必要だと考えます。事業を営んでいますと、本業である事業運営に忙殺されたり、突発的なアクシデント見舞われることが日常茶飯事であり、ほとほと疲れ自分を見失ってしまいがちです。


スタートアップ企業であれば、無から事業を立ち上げて行かなければならず、見えないものを描き出していくエネルギーが必要です。限られた資金の中で、思う様に事業が進まず焦ってしまうのが一般的です。中小個人事業であれば、既に目の前にある事業を切り盛りすることに一生懸命になり過ぎてしまい、目先の利益を追い掛けることに終始しがちになります。


その様な時に必要なことは、なぜ自分がその事業に携わっているのかを明確に持っていることであり、自身が仕事で忙殺されてしまっている時に立ち返る拠り所を持っているかどうかが、その後の事業を成長させていくために不可欠なのです。人間の行動には思いつきであれ、なぜその事業に関わったのか自己の個性から導き出される理由が必ず存在しています。


人間とは時間の経過とともに記憶が薄れる動物でもあります。こと事業を営む上では何故その事業を営んでいるのかを自分の胸に焼き付けていく情熱を刻むプロセスと言い換えることも出来るでしょう。それが単なる利益やお金を得る為だけの浅はかな思いでは、長続きはしません。理想は、社会との関わりの中で事業を通して何を提供していくかということです。


勿論、事業に携わりはじめてからの様々な経験を通して、当初考えていた思いがより深く刻まれて行くものです。人間の意識として顕在化されることは稀で、普通は潜在的な意識として経営者も自身に気付かないものです。事業を成長させられる経営者というものは、この潜在意識を顕在化させることに秀でていて、絶えず自分を客観視して律することが出来ます。


それは先天的に自己内省に長けている場合もありますが、その様な経営者の周囲には自身を鏡に映し出してくれる良きブレインが存在しているのかもしれません。セラピーやカウンセリングに通ずるものがありますが、経営者が自己内省を通して自らの思いを客観的に可視化していく為には、そのプロセスを支援するメンターの存在が不可欠だと受け止めています。


経営を行うということは、目先の経営課題に対し最良の判断をするだけでは足りず、そこに経営者自身の哲学的な思いが込められていなければなりません。自分がどこを目指しているのかという全人格的思いを拠り所にしながら、その時々の判断をして行く必要があります。それを明文化したものが企業理念ということです。それは迸る経営者の思いそのものです。


時代は事業のパーパスや存在意義を強く求める様になっています。それは経営者の生き様そのものです。目先の事業運営に専念することも必要ですが、だからこそ意識的に時間を割いて自己内省することも、急がば回れではないですが事業を成長させるための近道です。経営の土台が固まれば、ビジネスモデルや事業計画などはテクニックに過ぎないものなのです。


今日もありがとうございます!
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