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クラウドワークス!

皆さん、おはようございます!
3月に入り日増しに陽射しが春めいてきました。身体が心地よい刺激を受けますと、気持ちも前へと進んで行きます。人間の精神を司るのが脳であるなら、全身に目一杯の気持ち良いことを受け止めれば良いと思います。所詮は人間も自然界と繋がっていることを忘れずに。



フリーランスや副業人財等の個人を企業に紹介し、データ入力やロゴデザインといった様々な業務を請け負う、仲介サイトの運営が主力事業のクラウドワークスの創業は2011年です。2014年に東証マザーズへ上場する前の年、興味半分、仕事半分で渋谷にあった会社に訪問させて頂いたことが思い返されます。その時からプロシューマに関心がありました。


その時は、デジタルデバイスの受託開発を営むスタートアップ企業のCFOを務めていたと思います。世界中にIT関連機器などを個人で開発販売するMAKER’sという人々が出現し、彼らをサポートするDIY工房が社会的に注目されていました。自らの会社にもDIY工房を設置し、それらMAKER’s達と協業しながら事業に活かすことを模索してました。


その頃、やはりオープンイノベーションプラットフォームを運営するCrewwなどにも足繁く通ったものです。きっと個人が持つスキルやノウハウに焦点を充てており、Webプラットフォームと絡ませて知の融合を図ることで、イノベーションを誘発できるのではないかという好奇心が、それを確かめるべくそれらスタートアップに足を向かわせたのでしょう。


あれから9年の月日が流れ、クラウドワークスは持続成長に向けた体制構築を急ぐ状況にあるようです。上場後にフリーランス人財へ仕事以外のサービスを拡大しようと参入を試みた金融事業(=オンライン決済や送金サービス、報酬の請求代行サービス)はいずれも難航してしまっており、経営資源を祖業の人材仲介に集中せざるを得ない方針に転換しています。


フリーランス人財などへ多様なサービス提供を目論んでいましたが、何れのサービスにも競合他社が出現しており、登録者470万人の人材ネットワークを持ってしても優位性を確保できなかったと言えます。祖業である人財仲介業界においてすら、競争環境は大きく変わりつつあります。ビザスクやココナラといったスタートアップが上場、注目を集めています。


ビザスクは、個人のノウハウやスキルを登録しておくと、それを必要とする企業をはじめとする依頼者との間で1時間からのコンサルティングを仲介します。ココナラも占いからサイト制作まで幅広い仕事と個人が持つノウハウやスキルを仲介するサイトを運営しています。
クラウドワークスと比べ、より個人のノウハウやスキルに焦点を充てている点が違います。


個人のノウハウやスキルを標準化しITやWebにより自動でマッチングさせるには、未だ限界もあると思います。まだまだ事業としては粗削りだと思いますが、新しい時代の可能性を感じます。本来、それら領域はアナログの方が精度が高いとものと考えられますが、システム化することによりマスを対象に仲介することが可能となり新たな市場が形成されます。


クラウドワークスも個人がスキルやノウハウを売買できるサイトの運営をはじめた様です。
ただ単に個人と企業を仲介するのみならず、もっと個人が持つノウハウやスキルに足を踏み込んで行くのは、最ものことだと思いますが仲介するのみならず、知と知を効果的に融合する為にはその様なオープンプラットフォーム上でコーディネートする役割も必要でしょう。


今日もありがとうございます!
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