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まち × ひと × おかね

皆さん、おはようございます!
春になり間もなく年度も改まります。自分の中では将来的に実現していきたい事業構想があるのですが、それを具体的に来年度の計画として落し込まなければいけません。一歩ずつ螺旋階段を登り詰めるように、PDCAを廻しながら一つの目標に向かい前進するのみです。



なぜ「地方創生」や「地域活性化」が必要なのか。それはサステナブル(=持続可能)な社会を実現するためです。一国の経済は、国土や各々の地域に立脚して根付いていなければ砂上の楼閣となってしまいます。どれだけ一部の大手企業がGDPを牽引していたとしても、グローバル経済の上では事業拠点を海外に移転すれば、国内に経済の空洞化が起き得ます。


これまでの様な、国から分配された予算で地域基盤を強化したり維持するという、地方の運営手法は通用しなくなっています。日本という国が右肩上がりの成長をしている時には上手くいったモデルですが、横這いあるいは右肩下がりになると、地方は自主財源を強化する必要が出てきます。それは、地域を1つの国家や企業として捉えると分かり易いと思います。


地域で生産したモノやサービスを地域外に輸出して外貨を稼ぐ一方で、地域外からの人の往来(=観光客など)を増やし、地域で沢山お金を使って貰うことが大切です。それは地域内でお金という資本の蓄積に繋がり、貿易収支が黒字で利益が出ていることになります。それから、地域に蓄積された資本を地域内で高回転で廻して増やしていく必要があるでしょう。


その為には、地域人口の流出を極力抑える必要があります。地域の労働人口が減ると、生産力が落ち、消費も減るので経済が減退するからです。人口を維持もしくは増やす為には魅力的なまちづくりを行う必要がありますし、経済的、精神的な豊かさを享受できる必要があります。地域外からの移入や地域内出生率を増やし人口増に転じさせることが可能でしょう。


何よりも大切なのは、その地域で暮らす人々が将来に対して抱く不安を取り除くことだと思います。その地域で安心して将来の夢を実現して行ける様な自己実現できる環境を整えることが必要です。これからの時代は、これまで乖離する一方であった生産者の立場と生活者の立場が、少しずつ近づいてくるプロシューマ(=生産消費者)社会に移行すると思います。


これまで割り切っていたプライベートと仕事をオーバーラップさせる様になりますので、個人でも事業者として糧を得られるような仕組みを作っていけば良いでしょう。時代は、小規模事業者でも事業をやり易い環境にシフトしています。インターネットを通じたSNSの口コミに上手く乗せられれば、小口販売が可能となり少量生産でも事業を成立させられます。


個々人が本来持っている特性や地域にある有形無形の資源を活かしてそれをビジネスにし、それらが織り成す地域の経済は人に優しく個性的で豊かなものだと思います。等身大の自己表現でビジネスが出来たら素晴らしいでしょう。これまでの社会の仕組みのままでは精神的ハードルが高く受け止められてしまいますので、それを取り除く仕組みづくりが必要です。


誰しもが少しの頑張りで糧を得られるべくサポートするプラットフォームがあれば良いと思います。プロシューマ達の不安を取り除き、ビジネスのノウハウを提供し、ビジネスに必要な資金をシビックインパクトファイナンスの様な新しい金融の枠組みを整えることも大切です。人々の個性を活かし育む地域社会を描き出していくことが、これかの日本に必要です。


今日もありがとうございます!
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