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中小企業の課題!

皆さん、おはようございます!
イノベーションを起すためには、まずは自分なりの鍛え抜かれた「型」を持っていることが最低条件としてあると思います。そして、それを状況に応じて自由自在に操っていく中にこそ、今までにない新しい概念が形成されるのでしょう。それは守・破・離と同じ意味です。



多くの中小企業とお付き合いさせて頂いておりますと、業種こそ異なりますがどこも同じ課題を抱えていることに気付かされます。最低でも一つ以上の他者に負けない技術やノウハウを持っているものですが、それが俗人的であり組織として根付いていなかったり、今日の変革期の中でそれを活かして新しい事業に向けた再構築が出来ていなかったりするものです。


そこをやり抜くためには、社長が適切な対応を図っていかなければならないのですが、何といっても中小企業は慢性的な人手不足に苛まれていますので、社長自らがトップ営業マンであり、管理部長であるため、なかなか思う様に自分の仕事に専念する時間がとれません。人財補強しようにも、先行投資するほど余裕のある業績が上げている企業は稀だと言えます。


その様な閉塞感が漂う中小企業としてまず手を付けなければならないことは、売上を増やすか業務を効率化して、利益水準を高めて行くことが先決です。その上で、組織化を図ったり少しずつ時代に合わせてビジネスモデルを整えていく必要があるでしょう。何れも同時に手を付けなければいけないのですが、社長自身、日々の忙しさに感けてしまい埋没してます。


そんな中小企業の実態がクローズアップされているせいか、最近、中小企業向けのビジネス支援サービスが増えつつあるように感じます。日本経済の99%以上が中小企業であり、実に70%余りが中小企業で働いており、産業構造の転換期を迎え、大手企業を中心とする系列関係の見直しを迫られている現実を踏まえますと、それもあたり前であると合点します。


芙蓉総合リースは、中小企業の業務効率化と組み合わせたデジタルトランスフォーメーション支援を強化するため、企業のデジタル化を支援するワークビジョンを買収します。中小企業の経営課題をシステムと業務運営面の両面で総合的に支援することが狙いにあります。これまでも経理や人事管理など業務効率化するサービスを手掛ける企業買収を進めています。


アマゾンジャパンは、日本貿易振興会(=ジェトロ)と連携し、中小企業の米国向け越境EC(=電子商取引)を支援する取り組みを始めます。アマゾンの米国版サイト上に日本の中小企業の商品紹介ページを設置し、広告枠を割安で提供するなどの支援を行います。対象企業にはアマゾンの専任担当者がつき、商品登録やマーケティングなどを無償で支援します。


これまで産業構造の中に組み込まれ一部機能のみを司って来た中小企業ですが、これからは自ら直接に消費者と繋がっていく時代だと思います。いままで取り扱って来た商品を活かし産業用途としてのみ捉えてきた思考を少しズラし、それを提供する技術やノウハウを活用すれば、どの様な新しい事業に結び付けていくことができるかという視点も必要となります。


日本の中小企業は、実直に事業に向き合って来たところが多いものと思います。その様な企業には技術やノウハウが蓄積されていますが、早まる時代のスピードに付いていけない企業が増えていると思います。後継者のいない高齢化した社長が激増していることと相まって、いかにこれらの課題に向き合い、個性溢れる中小企業の活力を取り戻すかが問われてます。


今日もありがとうございます!
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