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CREATE LIFE!
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まちのイノベーション!

皆さん、おはようございます!
今般の新型コロナ禍による後押しもあって、私たちの働き方に対する価値観が随分と変わってきたと受け止めています。必ずしも会社に出勤しなくとも、リモートワークを駆使すればクリエイティブに、何よりも精神的な負担を感じることなく、伸びのびと仕事ができます。



持続可能な社会を創っていく為には、脱炭素や省資源などを対処療法的に実現する以前に、まずは人が変わり各々が自律的に行動していく社会にして行かなければ根本的変革は起きないと考えています。それは、持続可能である為には、人間と環境の共生という意味で、自然環境のみならず社会システムそのものと人間が調和している必要があると思うからです。


人間それぞれが個性を認め、創発し合う仕組みを創ることが、いまある社会の課題解決に向けて威力を発揮するものであるだろうし、早道だと感じます。いま私たちが帰属する集団には、糧を得るための会社と生活拠点である地域社会があると思います。どちらかと言いますと地域社会との結びつきは希薄で、会社組織との繋がりの方が太いのではないでしょうか。


ところが、その生活時間の大部分を占める会社も、昨今の時代の端境期において将来の姿を描き切れず、そこで働く人々に閉塞感が伝播してしまっていると言えるでしょう。企業社会を前提とした持続可能社会の模索は、Co2排出量の削減に終始してしまっている感が否めません。本来はもっと生活者目線で幅広く社会課題を事業を通して解決していくべきです。


所詮、会社というものは縦割り構造を持つものであり、横割りの課題解決には適していないシステムであるということが出来ます。縦割りの様々な産業が集積することにより、全体としてはじめ均整がとれるものでしょう。しかし、それではその縦割りと縦割りの事業の間に横たわった社会問題(=消費者ニーズ)に応じきることが出来ないことに留意が必要です。


この巨大化した会社機構の弊害を埋める存在として、実は一部スタートアップ企業や中小個人事業者があるのではないかと思います。彼らは、地域に根を下ろし、地域というミクロマーケットの中で、地域の課題に事業を通して応える存在であるからです。そうは言うもの、彼らも新たな時代に合致したビジネスモデルを構築して行く必要があるのも事実でしょう。


私たちの主要な生活圏である旧態依然とした「まち(=地域)」もまたイノベーションしていくことが大切です。行政が予算を投下して公共施設を設けたところで私たちの生活が変わるものでもありません。やはり、そこで必要なのは、その地域に根差す事業者がその地域が必要とする需要に応えるべく、新しい事業を創出していけるかどうかに関わっています。


単一ジャンルの製品で世界的な市場の地位を占有しようとするこれまでの常識は、確かに株式を上場させている大手の会社にとって成長し続けなければいけないというオブリゲーションを追い続けていますので、否定されるものではありません。しかし、その様な社会システムにおいては、必ずしも私たちのニーズに応えきれないものであることに留意が必要です。


そうであるなら、まちの形成に資する例えばまちを経営するディベロッパーの様に、その地域のあらゆるニーズに応え得る「横割り」の視点を持った事業者の出現が待たれるところです。その地域に住まう生活者の視点と事業者の視点を兼ね備えたプロシューマー(=生産消費者)感覚を持った人々により事業が営まれることで、「まちが変革」することでしょう。


今日もありがとうございます!
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