皆さん、おはようございます！
社会に出て３６年が経とうとしています。思い返せば、社会の常識にあまり捉われることなく自分の気持ちに素直に我が道を歩んできたものと思います。子供の頃から白と黒の違いに嘘をつけず、例え集団組織の中で白を黒と捉えても同調できない性格が身を助けています。

来月また一つ歳を重ねます。年齢とともに時間が経つのが早く感じられ、このままではあっという間に還暦を迎えてしまうでしょう。改めてその時々を大切にしながら、ここぞと思う所に渾身の一球を投げ込まなければと思います。あまり新しいことを身に付けて何かをやるというより、これまで身に付けてきた暗黙知をフル稼働させて社会に貢献する時でしょう。

もちろん糧を得ながら生活を成り立たせていく必要がありますが、要はやるべきことと他人並みに生活をしていく上で必要な糧とのバランスだと思います。確かに事業を始めた時には大変な時期もありましたが、いまとなっては昔懐かしい思い出かもしれません。特に物欲が強い訳でもなく、身体が途絶えるまで働きたいと思っていますので好きなことが出来ます。

私個人の事業の目的は、過分な利益を追求することではなく、社会をあるべき理想の姿に変えていくことです。社会に求められるものを提供していれば、利益は後から付いてくるものと楽観的に捉えています。私心をなくし、現在の社会の姿を俯瞰してみますと様々な課題があることに気付きますが、その全てを取り上げて事業を営むわけにもいかないと思います。

まずは自分が持つ暗黙知を最大限に活かすことができ、かつ自分が取り組む事業の社会に与える力が小さくても、先行き大きな影響を及ぼす可能性が最も高い効果的な領域を選択する必要があります。敢えて私が関わらなくとも、他者の方が上手に効率よく為せるのであればその人に任せるべきでしょう。そういう視点で、自分が為すべきことを見詰て来ています。

「いま」という時代は、あらゆる意味で人類が歩んできた社会の枠組みから、次の社会の枠組みへと移り変わる過渡期であると受け止めています。これまで常識であった価値観が、これからの時代は通用しなくなると思った方が良いと思います。全ての慣習や常識を疑う中から、これからの新しい価値観や常識が生まれてくると言っても言い過ぎではないでしょう。

「情報技術革新」「持続可能社会」という二つの言葉が、これからの社会の方向を見定める鍵となるものと思います。それは単にネット社会の到来や自然環境に配慮した社会へ方向転換するというよりも、私たち人間が将来に向けて精神的にも安心して生活していける社会の実現に向けて、情報技術を活用しながら取り巻く環境との折り合いを付けて行くことです。

全てにおいて行き過ぎは是正されるべきであり、あらゆる面においてバランス感覚が不可欠でしょう。それを正せるのは人間の英知であり、そもそも地球環境というメカニズム中で和を乱しているのは人間が持つエゴであるのだから、その調和を取り戻すのも人間にしか出来ないことです。人間に備わってる自浄作用を信じ、人間自身が変わらなければなりません。

その意味で情報技術の進展は、地球の裏側で起きていることもタイムリーにありのままを伝えてくれるものであり、一時代前の社会のように身分の違いによる情報格差や情報の捏造が行えない時代です。いま社会で起きている事実を人々が俯瞰することにより、社会は間違いなく確実により良い方向へと進んでいくことでしょう。誰にもこの動きは止められません。

今日もありがとうございます！
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