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まちを興す!

皆さん、おはようございます!
時間があったので、普段、足を向けることのない兜町(=中央区日本橋)界隈を散策してみました。渋沢栄一翁が設立したといわれる旧第一銀行など、昔ながらの金融街として趣きのある建物が立ち並び、見ていて飽きさせません。ここが日本の金融の中心地なのですね。



財務(=会計、ファイナンス)を生業としていますが、一般に言われる財務部なる部署に所属していたことはありません。事業開発、経営企画、経営管理といった部署で、M&A・アライアンス、事業再生、事業計画、ファイナンスアレンジメントといった業務遂行を通じて身に付けてきたものですが、数字で事業を語り物事を判断することが向いているようです。


ただ財務とは言いましてもそれは言語に等しく、それを活用して何を語るかが大切だと思います。勤め人時代は、会社の目的に従って事業上の課題を解決する為に自らのスキルを活かし、そのスキルに磨きをかけてきたと思います。しかし、現在は事業者の立場として広く社会の中にある課題を見出し、それをどのように解決していくか描いていく必要があります。


その時に、自分が身に付けてきたスキルを通して社会を見ていても、何ら見えてくるものはなく、自分のいままでの経験を通して培ってきた思考、センス(=感覚)によって社会を受け止め、こころの琴線に触れる事象に対してインスピレーションが湧きあがって来るものと思います。自分の関心ごとに真摯に向き合い、それを実現すべく思い描くことが大切です。


自分が理想とする社会の情景をこころに描き、それを実現していく具体的な方法を考えていくことです。いまの社会は成熟しきってしまい、どことなく殺伐としており、まち行く人々の表情を見ていますと、こころの底からにじみ出るような笑顔が失われてしまっている様に思えます。映画「ALWAYS三丁目の夕日」の様な情景が、理想の社会だと思えます。


高度経済成長期の様な泥臭さは必要ないかもしれませんが、人々がもっと交わり共創していく中からこそ、明日に向けた英知が育まれ、私たちにとって精神的に満たされる豊かな社会が実現されていくものと考えます。その様な自然に社会が循環していくサイクルを定着させて行きたいと思います。その為には、人々が集い交流していく「場」が必要だと思います。


人々にとって身近な場というものは生活をする地域であり、まちだと思います。そのまちを元気にしていく為には、そこに人々が集まる楽しみがなければいけません。まちに息づく店舗、工場などが活力を取り戻すためには、新しい営みを創出し続けていくことが必要です。
新たな営みを創出し続けるためには、やはり人々が交わり続ける仕掛けが必要でしょう。


場としてのカフェ、DIY工房、コワーキングスペースは勿論のこと、まちに生き棲む中小個人事業者たちが集い合いながら新たな事業を創出する切っ掛けを作って行く必要があるでしょう。町工場同士が手を取り合い新たな事業を育んで行く為には、現実とし折り重なる利害を調整しながら、誰しもが納得のできる仕組みを作り牽引していくことも必要でしょう。


人と人の新たな出会いにより触発され、それまでなかった新たなアイディア、事業が創出されてくると思います。消費者に受け止められる新たな商品を提供していけば、そんな商品を作る町工場を覗いてみたくさせられるものです。観光資源として町工場を捉えることも出来るでしょう。センスとしての財務を活かしながら、これからを描いて行きたいと思います。


今日もありがとうございます!
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