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中小企業の産業革命!

皆さん、おはようございます!
社会やお客様から必要とされる存在になる。商売を行う上では必要なことだと思います。耳を研ぎ澄まし、お客様が必要としているものを適宜、適切にご提供させて頂くことにより、
お客様との信頼関係も揺るぎないものになるでしょう。焦らず実直な態度が望まれます。



地域に根差して事業を営む中小・個人事業者は、やはり地域経済を支える貴重な存在だと思います。一点輝く技術、ノウハウを拠り所として、商品のパーツを提供する中小企業、個人事業者は、大手企業を頂点とするピラミッド型階層構造の中に組み込まれ、底辺を支える存在となってしまっていますが、それだけが今後の産業社会における活路ではないでしょう。


現在の産業構造は、国内に張り巡らせた流通経路に従って、中小・個人事業者が提供したパーツを大手企業が完成品としてアセンブリ(=組み立てること)して最終消費財として消費者に届ける構造となっています。しかし、これからの時代はSNSなどの情報技術を利用して、中小・個人事業者であってもダイレクトに消費者に繋がっていくことが出来でしょう。


パーツの作り手からみれば、消費者である使い手の顔が見えない商品をひたすら作り続け、また使い手は作り手の顔の見えない商品を止むを得ず使っているところに、両者の乖離としてフラストレーションが溜まる構造となってしまってます。歴史を遡れば、今ほど流通が発展していない時代は、地産地消ではありませんが地域内で需給の均衡がとれていた筈です。


資本力を背景にスケールメリットを追求する現在の産業構造は、安価で良質な商品を大量に消費者の手に行き届かせたという意味では一定の社会的なベネフィットがあったと思います。しかし、作り手、使い手、働き手としての人間の心理として、モノだけでは満たされないこころの欲求を希求しはじめており、それがこれからの時代の原動力になると思います。


明治維新以降、乖離した作り手、使い手、働き手の距離が、反動でこれからは縮まっていくものと思います。人間には、生活者と生産者という二面性を持ち合せていますが、この距離が乖離し過ぎてしまうとフラストレーションが溜まり、自浄作用としてそれらを再び近づけて行こうとする作用が働くと考えるからです。社会や産業の構造が変わらざるを得ません。


コロナ禍を契機として在宅勤務が普及し、誰しもがその様な働き方を前向きに受け入れている例をみれば、ご理解を頂けるかと思います。その様に考えますと、中小企業や個人事業者が直接に最終消費者と繋がりを求めていくことは、消費者にとっても望まれることだと思います。パーツを作るのみならず、消費者が欲する完成品を提供していくことが不可欠です。


幸い、大手企業を頂点とする企業城下町に取り残された中小・個人事業者たちは、各々は完成品の一つの要素しか商品供給を行っていませんが、異なるパーツの提供を行っている中小・個人事業者が集まれば、それら個々の商品を組み合わせて消費者が望む完成品を提供することも可能でしょう。必要なのは、それを構想してオーガナイズする機能だと思います。


各々の中小・個人事業者が連携し、消費者にダイレクトに繋がることにより、互いの欲求が満たされるものと思います。顔の見える生産者がおり、そこで事業を営むに至った歴史性も存在します。その様な背景を持つ商品に知的好奇心をくすぐられる消費者たちは、生産現場を見たいと思うでしょう。そこに生産者と消費者の交流が生まれ、地域に活力が戻ります。


今日もありがとうございます!
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