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コト消費経済の未来展望!

皆さん、おはようございます!
忙しさに感けてしまい趣味らしいことを行っていません。せいぜい訪れた先々での街巡りやカフェへ立ち寄るくらいです。最近、心身ともに良好ですので、またサイクリングを始めたいと思っています。そして、いつかはグライダーを自分の手で操縦してみたいと思います。



音が聞こえると言えば少しいい過ぎかもしれませんが、情報技術の進展により社会が日々刻刻と大きく変わっているように思います。これまで効率が良いと考えられてきた企業セクターにおける規模の経済(=スケールメリット)を追求することが、必ずしも最良の方法ではなくなりつつあるように感じます。むしろ、規模がこれからの経営の足枷にすらなります。


生活者の意識が変わりモノが売れなくなれば、資本力にものを言わせた巨大な生産設備は多額の損失となってしまい、全体最適を目指した企業のビジネスモデルは儚くも崩れ落ちてしまいます。僅か100年の間に構築されたこの盤石にも見えるビジネスモデルは、意外なところに盲点があると言えそうです。その鍵を握るのが生活者の消費意識にあると思います。


既に多くの方々により指摘されていることですが、生活者の消費意識はモノ消費からコト消費へと変化しています。これは戦後から高度経済成長期にかけて、とにかくモノを充足させることが生活者の心理として働きましたが、その欲求が満たされたいま、情報化社会の進展と相まって、生活者は精神的な欲求を満たすべくモノに意味性を求める様になっています。


機能性のみを追求する今の企業のビジネスモデルでは、これからの生活者の欲求を充足させることが出来ません。モノに愛着を込めるためには、それを提供する側の思いや顔が見える双方向のコミュニケーションが必要となります。規模の経済とは対極にある個性の経済をビジネスとして成り立たせる利器として、SNSの普及を上げることが出来ると思います。


コトの提供には必ずしも規模は必要でなくなり、寧ろ中小事業者や個人事業者の方が個性ある商品を生活者に訴求し易すくなると言えるでしょう。その意味では、乖離してしまった生活者と生産者の距離が改めて縮まってくることになり、究極的には生産者と生活者(=消費者)が表裏一体の方向に向かう生産消費者(=プロシューマー)の時代と言えるでしょう。


だからこそ、これからは中小・個人事業者、市民起業家などが創りだすコトに着目して、そんなコト経済の広がりを助長する役割を担って行きたいと考えるのです。いまの仕事は中小企業の経営基盤を強化していく社外CFO業務として始まっていますが、お客様に深く関わればかかわるほど、新規事業や新商品創出に向けたオーガナイズ業務へと広がっています。


この経営基盤強化とビジネスオーガナイズという役割を果たしつつ、お客様が創られるコト商品を生活者に届ける仕組み、そして生産消費者たちが協業しながら新規事業や商品を実現し易い仕組みを整えて提供して行ければと考えています。オンラインでのクラウドファンディングやECを通したコト商品の販売は勿論のこと、オフラインの実店舗も必要でしょう。


また、新たな事業や商品を創出し易くする為には、生産消費者たちが共創していく場も必要でしょうし、各々の生産消費者たちが協業する際のコンセプトを共有することも不可欠です。時代の変革期の中で、未だ見えないビジネスを形にしていく思考錯誤の大変さはあると思いますが、これからの社会のあるべき姿を実現していくやり甲斐が醍醐味なのでしょう。


今日もありがとうございます!
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