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仕事をするということ!

皆さん、おはようございます!
先日、納車したばかりのNワゴンに乗って、高速道路で初のオートクルーズドライビング機能を試してみました。前を走る車を追従して自動で加減速をするばかりか、なんと車線まで自分で読み取りハンドルを自動で操作するとは、今の自動運転技術に驚愕するばかりです。



人間の仕事に対する価値観は、それこそ人それぞれだと思います。もちろん有史以来、人間は生きていくために糧を得なければならず、その糧を得るための営みが労働や仕事と呼ばれるようになっています。歴史を振り返ってみれば、食べるものを得るために狩猟民族は獣を追いかけ、農耕民族は大地を耕作して食物を栽培し、自然の恵みを頂戴してきた訳です。


その営みが、やがて人類の叡智を集結した技術として開花し、蒸気機関の発明に代表されるように、飛躍的に生産の効率性を高め、会社組織なるものの中に多くの人々が所属してスケールメリットを追求すべく働くことが、仕事として意味づけられ現在に至っています。仕事の原点は糧を得ることなのでしょうが、いまでは給料を得ることに置き換わっています。


給料を増やしていく為には、自らのスキルを磨き続けるのと同時に、自分が所属する会社が右肩上がりに業績を伸ばしていくことが不可欠となります。ところが、モノが行き渡っていない時代とは異なり、今の私たちは物量的に満たされるようになり、これまでの様に成長し続けることが難しくなっています。単純に努力すれば糧を得られる時代とは異なる様です。


社会が高度に複雑化しており、自然と対峙しながら生き長らえていく時代とは、明らかに異なる能力が私たちに求められていると言えるでしょう。翻って、そんなに複雑化してしまった社会の中で、物事の本質を考えてみることも必要なのかもしれません。人間が生き続けていくためには、この地球上にある希少な資源を無造作に活用し続ける訳にも行きません。


最近の若い方々を見ていますと、仕事をすることについて必ずしも糧を得るためだけではなく、何がしかの社会的な意義とオーバーラップさせようとしている様に思います。若い人たちの方が、仕事をドライに捉えているように考えられがちですが、それは会社における仕事に矛盾を感じているからだと思います。会社が掲げる理念が形骸化しているからでしょう。


何振り構わず利益を追求する会社の活動に、疑問を持っているのは事実だと思います。一昔前の会社とは異なり、今の会社には夢がなく閉塞感が漂っていると言えるでしょう。その辺の会社の事情を若い方々は敏感に感じ取っているものと思います。一流企業に勤める優秀な若者すら、会社に愛想つかせて辞めてしまう現実を冷静に受け止める必要がありそうです。


いまの高度に複雑化した社会では、社会に関わりながら少しでも良い方向に社会を導いていくことが求められます。その様な社会のあるべき姿を理念として掲げながら、その目標を実現すべく自らのスキルを高めて行くことが不可欠だと思います。各人の価値観によって環境問題、高齢化問題など、様々な観点からこれからの社会のあり方を捉える必要があります。


それで良いものと思います。寧ろ、今の日本の会社の方が利益に直接つながらない社会正義に対して鈍感なんだと思います。あまり目先の利益にばかり目を奪われず、一企業市民であることを重く受け止めるべきでしょう。人々の価値観が大きく変わり行く中で、バブル経済崩壊後も変われないままでいる会社は、今後、社会から退場せざるを得なくなるでしょう。


今日もありがとうございます!
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