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CREATE LIFE!
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生業をカタチにする!

皆さん、おはようございます!
どんなに小さくても自分で事業を行うということは、未だ見えない将来と現実の狭間の中で自問自答を繰り返すことです。自らが描く如何に生きていくべきかという構想にエネルギーを費やしつつ現実の事業における当面の課題をどの様に改善していくかに精力を傾けます。



今日もいつもと変わらぬ朝がやってきました。窓から周囲を見渡すと、コンクリートで固められた建物が立ち並び、その機能的な空間の中で営む人々の姿が思い浮かびます。それら建物の谷間を足早に歩くサラリーマンと思しき人々が、会社への出勤を急ぐ姿がいまの成熟した社会の一面を物語っている様に見えます。何に張り合いをもって生きているのでしょう。


私たちは、明治維新以降、産業の近代化を駆け足で走り抜け、モノが不足する時代から物質的に豊かな生活を手にすることができました。その過程では、企業というスケールメリットを追求する擬制法人に、ヒト、モノ、カネを集中させることにより、大量生産、大量消費型の社会の仕組みを実現してきた訳ですが、それが必ずしも最終的な目的地なのでしょうか。


溢れんばかりのモノが飽和し、希少な大地の恵みである資源の無駄使いが指摘され、ピラミッド型階層組織で働く人々は行き過ぎた効率化に苛まれ、私たちはいまの社会の枠組みに何がしかの疑問すら抱いているのではないでしょうか。生活に必要以上のお金を手にしたところで、精神的な豊かさまで手に入れることが出来ないことに気付いていることでしょう。


その為か、余暇の過ごし方も一時前の精力的に仕事をするための英気を養う時間から、人々が思いおもいに何がしかの自己実現を果たす時間へと変わっている様にすら見えます。それは、人生の時間の大部分を会社という商品を供給する主体に雇われ費やし、消費者としての私生活から乖離されてしまっていることに対する暗黙の素直な気持ちである様に思えます。


コロナ禍の影響により在宅勤務を経験する多くの人々は、会社まで不快な思いをしながら通勤することの無駄に疑問すら持ち始め、自らの生活に基盤を置きながら仕事をする形態に安心感を覚えていることでしょう。それが人間が生得的に持ち合わせている感覚なんだと思います。仕事と生活の距離が狭まり、自己の裁量で仕事が出来ることに対する達成感です。


企業側も、更なる事業効率化という観点から、オフィスコストや通勤交通費の削減が図れ、また生産効率(=付加価値)向上という意味合いからジョブ型雇用や副業制度解禁を迫られています。それが私たち働き手の思いや考えと偶々一致していることもあり、生活に潤いをもたらす在宅勤務がこれからのニューノーマルとして社会に根付いていくことと思います。


その様な新常態の中で生活者は、時間で束縛されていた会社との関係が成果に変わることにより、効率的に仕事をこなす様になるでしょう。空いた仕事時間を自己実現を果たすために副業制度を利用して他社の仕事を請け負う方もいるでしょうし、持てる自らの力を活かし生業として事業に取り組まれる方もいると思います。生活をすることは糧を得ることです。


利他的に自らの能力を活かし、幾つかの複数の生業から糧を得て生計を立てられれば、それに越したことはないと思います。会社からの受動的な仕事が自らの能動的な仕事へと変容していきます。大地に授かった資源、いままでに私たちが築き上げてきた資源を活用して、多くの人々が生業に勤しむことが、結果として地域に活力をもたらすことになると思います。


今日もありがとうございます!
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