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地域のシェアキッチン!

皆さん、おはようございます!
忙しさに感けて、時として将来に向けた視座を見失いがちになることがあります。この様な状態では良い発想も生まれて来る訳もなく、歩みを止め一歩引いて冷静になってみることも必要です。いったい自分は何を目指していて、その為にいま何をしなければならないかと。



最近、埼玉に住む知人が所有する空き家を活用してシェアキッチンの開設準備を進めています。ギャラリーとして活用しながら、地域の料理専門家などにタイムシェアで利用して頂く計画です。11月にはオープニングイベントを予定しており、松本市で里山づくりを目指している林業会社が獲れたてのお米やサツマイモを持って駆け付け、特産品販売も行います。


きっと、料理専門家たちは、その新鮮な素材を活かして「サツマイモご飯」などを振舞うのではないかと思います。地域に住まう方々が、きっともの珍しさも手伝って食事にいらっしゃるのではないかと思います。そうやってシェアキッチンでの「食」の提供を通して、人々が交流することにより対話が生まれ、やがて地域の活力に繋がっていくものと思います。


また、シェキッチンの利用は必ずしもプロの料理専門家に限られたものではなく、一般家庭の料理好きな奥様方が得意料理を振舞い、腕試しをするのでも良いと思います。むしろ、セミプロとアマチュアの間位の方が良いのでしょう。プロの料理に飽きた家庭の味を求める地域の独身男性たちが、日替わりで提供される料理を楽しみにやって来るかもしれません。


その様な作り手と食べ手の「食」を通じた交流が、徐々にシェアキッチンの知名度もあげていくものと思います。料理を振舞う人々の中には、小商い感覚で自分の空いた時間に無理なく料理作りを始めながら小金を稼いで行ければ良いのではないでしょうか。それがやがて、時間とともにファンとなるお客様が増えて、飲食事業にまでに発展するかもしれません。


中には、飲食事業の起業を目指している方が、いきなり店舗を構えるのではリスクがともなう為、まずはシェアキッチンで腕試しをしながら固定客を創っていくことも考えられます。そもそも、敢えて店舗を構えなくとも、シェキッチンを活用しながらウ―バーイーツを活用して料理の宅配をする方が、いまのコロナ禍における時流に合っているのかもしれません。


何れにしましても、シェアキッチンというものは、地域における料理の作り手と地域住民の方々の交叉点であるということができると思います。地域の空き家に、ほんの少しだけ手を加えることにより、その建物も蘇らせることが出来ますし、何よりもその地域に人々を集める拠点が出来ることになります。これこそ本当の意味での不動産の有効活用だと思います。


これまで不動産といいますと、土地の上に新しく建物を建てることが有効活用だと思われてきた帰来がありました。しかし、本当の意味での不動産有効活用とは、その不動産が存在する立地ポテンシャルを最大限に生かし、地域が持つニーズや社会的な動向を汲み取りながら
どの様に利活用すれば最高の付加価値を引き出すことが出来るかを考え抜くことでしょう。


これからの時代、商品を提供する人と消費する人の境目が縮まり生産消費者(=プロシューマー)と呼ばれる人々が多く出現することが想定されます。その様な市民起業をしようとする人々に、シェアキッチンのみならず、DIY工房やコワーキングスペースといった施設の提供者が単に「場」を提供するのみならずインキュベーションにまで関わるべきでしょう。


今日もありがとうございます!
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