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オフィスのこれから!

皆さん、おはようございます!
今日は、久しぶりに大阪への出張で、朝早くの新幹線に乗らなければなりません。昨日は昼間からお酒を飲む機会があり、夕方、家に変えるころには酔いも相当にまわり、これはまずいと早々に床にはいって寝込んでしまいました。今日は体調も良く、早朝から爽快です。



オフィスと言えば、今までならある程度の企業が本社オフィスとしてオフィスビル一棟を賃貸借したり、一棟までもいかなくともフロアー毎にまとめて賃貸借することが一般的であったと思います。それが最近では、コロナ禍による在宅勤務など働き方の多様化により、必ずしも企業はオフィスを集中することなく、むしろ分散化の方向に進み始めているようです。


この流れは、一時的なものなのか、それとも今後の進化に繋がっていく一端であるのかについて考えてみたいと思います。もともと、これ迄のオフィスのあり方は、本社や本部といったオフィスに集約して働き手をそこに集中させることにより、効率を求めることが追求されてきました。オフィス内で、ピラミッド型階層組織を実現することが好まれたからです。


それは、今ほどSNSやメールといった情報技術が進展していない時代においては、経営トップの考えを組織の末端にまで周知徹底する為に、また組織内で働く人々が持つ情報を経営トップに吸い上げるのに、組織という人を介したアナログの情報伝達を行うに適していたからだと言えます。しかし、それだけの理由なら、今やシステムで代替することが可能です。


それだけであれば、わざわざオフィスを集約せずとも働き手が仕事を遣りやすいように分散化することが可能です。今はコロナ禍により多くの企業で在宅勤務を採り入れていいます。
また、働く女性にとっては、保育所に居る子供の近くで働けることが望ましいと思います。
介護の必要な高齢者と同居する家族にとりましても、在宅勤務は有難い制度だと思います。


これだけライフスタイルが多様化して参りますと、画一的に毎日通勤電車に揺られて拠点オフィスに向かうことは無駄だと言わざるを得ません。一日中オフィスで仕事をする訳ではない営業関係の働き手にとっても、取引先に訪問した後にわざわざ拠点となるオフィスにまで戻るのは余り効率が良いとは言えません。自宅に近いサテライトオフィスが望まれます。


これからの事業は、今までのようなヒト、モノ、カネという資本を集中させるのではなく、ナレッジ(=知識)を集中させて今までにない新しいアイディアや考え方を如何に多くを創出できるかが問われていくことになると思います。その様な社会では、経営への情報集約機能は弱まり、企業という垣根を越えて様々な企業、フリーランスなどが連携する時代です。


いわば企業は全体最適を目指して歯車を効率的に回していくことから、ある事業のテーマ毎にプロジェクトを立ち上げ、そこに社内の異部門、社外の専門家などが集い、建設的な議論を交わしながら新たなことを創出していくに適した柔軟な取り組みとしていく必要があります。企業の理念や目的に共感する人々が集まるオープンプラットーフォームに過ぎません。


この様に考えて参りますと、いままで企業の象徴とでも考えられてきた立派な本社オフィスは徐々に形骸化し、これからの働き方に適した地域毎に分散されたスモールオフィスの需要が高まって来ると予測します。能力の高いフリーランスの働く拠点としてもスモールオフィスの需要が高まるでしょう。オフィスビル事業のあり方そのものが一変することでしょう。


今日もありがとうございます!
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