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新規事業の立ち上げ方!

皆さん、おはようございます!
昨夜の会食で100貫もの寿司を提供するお店でご相伴に預りました。糖質カットで減量中の自身としては、箸に手を付けない訳にもいかず、覚悟を決めてゆっくりと寿司を口に運びました。久しぶりに食べるご飯は美味しかったのですが、やはり体重にてき面に現れます。



新たに事業を立ち上げるためには、お客様に提供しようとする商品の需要があるのか否か、実際に商品のプロトタイプを作成してお客様の意見を聞き思考錯誤しながら完成版を創り上げて行かなければなりません。それと同時に、提供しようとする商品の価値を安定的かつ継続的にお客様へ届けられるように、人間関係や法人関係を構築していく必要があります。


この様なプロセスを経る上で気を付けなければならないことは、折角お客様から受け入れられる商品を作り上げられたとしても、それをお客様が納得できる価格でご提供できるよう、フィジビリティスタディ(=事業採算性の検証)を何度となく廻しながら、経費を抑え込んで行かなければなりません。その結果として独自のビジネスモデルが確立するものです。


この様な一連の思考錯誤を繰り返しながら、ようやく成り立つ事業を見いだせれば良い方であり、大方は事業にまで至らず途中で見通しが立たずに取り止めとなることの方が多いものです。そもそも、お客様の期待に応えられる商品を見出すことができなかったり、おぼろげながら商品を見出せても、事業としての組み立てができなかったりすることもあります。


新しい事業の立ち上げの場面を見ていますと、各々のプロセスにおけるエッジが効いていなかったり、詰めが甘かったりすることが多いようで残念に思うことがあります。折角、素晴らしい事業の構想を持ちながら、具体的に企画をして、開発にまで至るノウハウが不足していることが否めません。こればかりは、経験知がものをいう世界だと言わざるを得ません。


往々にして多いのが、商品のプロトタイプが出来ある程度の需要があることの確証が採れているにも拘わらず、その商品を販売するまでに調達し、付加価値付けをする事業の仕組みづくりが出来ないことです。どうしても商品化に至るまでのマーケティングを得意とする方は多いようですが、事業の構造を立体的に描き、それを実現する方が少ないように思います。


それは新規事業に取り組む要員体制にも問題があるものと思います。創業間もない新規事業でも、既存事業の新規事業立上げでも、それを担当する方は当然ながら時間的な制約もありマーケティングに目を奪われがちに成らざるを得ないと思います。それはそれで必要なことなのですが、それだけでは事業を立ち上げるのは難しくチームで対応することが必要です。


もう一人欲しいと思うのは、ビジネス経験豊富な生きた計数管理能力およびリーガル能力の素養を持つ人財です。彼らは、事業構想を出発点として、ビジネスモデルに落し込み、実際に計数を踏まえながら事業に必要な関係を構築していくことが出来るからです。事業の四隅を押さえながら、漏れのない事業を創っていく人たちのことをクローザーと呼んでいます。


中には事業構想を描きながら、マーケティングからクロージング迄を独りで成し遂げる一握りのツワモノもいますが、稀な例と言えるでしょう。事業を構想した人が、マーケッターとクローザーと調整を図りながら、事業構想の微修正を行っていく体制が理想的です。商品を創るということと事業を創るということは似て非なるものであることの理解が必要です。


今日もありがとうございます!
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