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ビジネスの本質!

皆さん、おはようございます!
最近、金融機関の法人普通預金口座開設に対する審査が非常に厳しくなっているようです。以前であれば、口座開設であれば審査などなく喜んで開設していたものですが、いまはマネーロンダリング等の問題から、金融庁のお達しでどの金融機関も厳格規定があるようです。



ビジネスとは、勿論、自社の経営理念に基づきお客様や社会に対して商品(=製品とサービス)という価値を安定的かつ継続的に提供し、糧を得ながら再生産していくものだと思います。そのプロセスでは、人間関係や法人関係を構築しながら盤石な事業基盤を整えて行くことでしょう。有形無形の資源を整えるにも、それを購入する相手先との関係がある訳です。


この関係は、BtoB取引であれば相手先が法人ということになるのですが、その法人も擬制法人として人間個人の集まりに人格を持たせたに過ぎないので、結局は法人関係であってもその法人に所属する担当者である人間個人との関係性に尽きると言えるでしょう。その意味では、ビジネスとは価値を安定的かつ継続的に提供する為の人間関係を指すと思います。


人間が、ビジネスを安定的かつ継続的に運営していくために必要な事業の強みを活かし、弱みを補っていく活動を繰り広げていることになります。その際、自らの事業の課題に対して分析を行い、論理的に解決していくことを望まれたのが今までのビジネスのあり方であり、これからはその課題をいかに見出していくかという人間としての審美眼が問われています。


そう、ビジネスとは人間が司るものであり、多分に人間の心理により影響をうけるものなのでしょう。組織集団という多くの人間が集まる集団心理が働く中では、個人の思考や感性や感情よりも、集団内の多くの人間のコンセンサスを得るために論理的な思考、説明力が求められますが、これからの時代、今まで積み上げてきた形式知だけでは回答を見出せません。


世の中の移り変わる速度が日増しに早まる中で、人間個人が研ぎ澄ませてきた経験知(=暗黙知)に基づく感性や感覚といったもので、その時々の判断を瞬時に行っていかなければ、事業の安定性や継続性といったものが損なわれるでしょう。その意味では、日本企業の持ち味であったチームワークがいつの間にか官僚組織化している現実に危機感をすら覚えます。


もっと人間個人が持つ可能性を信じ、また人間個人の心理に目を向けて行く必要があると思います。集団心理とは必ずしも個人の心理が最大公約数的に集約されたものではなく、敵対する集団外部との関係から、個人の心理に反して、保守的に集団の心理が形成されることもあります。製造業における品質データー改善などの不祥事を見ればそれが明らかでしょう。


事業にとっての対外的な関係性を構築していくということは、その事業に関わる人間個人が正しいと判断する外部との信頼関係を一歩づつ築き上げて行く他にありません。個々人の信頼関係の線が、時間とともに束になりやがて面となり、事業ブランドとして昇華していくものです。その時に、人間個人の感性として事業の強みや弱みを捉えていることが必要です。


今の企業でしたら、集団の方針としてコンセンサスを得て、対外的な関係性を構築していくことになります。これからは組織の理念を共有した個々人が相手先組織(≒人間個人)のビジネスにおける利害得失を理解した上で、最良な関係を模索しながら正しい関係性を構築していくことだと思います。その為に必要なのは、人間個人の心理を理解することでしょう。


今日もありがとうございます!
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