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論理と感性!

皆さん、おはようございます!
国分寺にあります胡桃堂喫茶店に行ってきました。久しぶりにCaféに身を置きたかったこともありますが、来月、クルミド出版から飯田美樹さんの「カフェから時代は創られる」が再販され、それを予約をするためです。Caféは街に欠かせない機能ですね。



いまの社会は、とかく論理的な思考で話しをしないと軽んじてみられる風潮があります。他人と議論をする時に、きちんと道筋を立てて考え説明をしていかないと、なかなか相手の理解に及ばないことが多々あると思います。それはそれで大切なことなのですが、この広い世の中には論理だけでは説明しきれないことも多いのではないかと思ったりします。


私自身、事業構造を分析したり、事業構造を組み立てたりする時に、事業を構成する要素資源に着目して、その財務数字が意味する経済価値や債権債務や財産権といった法による関係性を紐解き、また実際に事業によって提供しようとしているサービスを踏まえて、その経済価値や関係性をどの様につなぎ合わせて行くかを論理的に考えたりしています。


しかし、その論理の根柢にある発想や着眼点は、実は論理ではなく感性だと思います。感性とは「何かを見たり聞いたりした時に深く心に感じ取ることや、感覚的に物事に対して感じること」を表します。それは、人間として周囲からの刺激やイメージを柔軟に受け入れることで、固定観念に捉われない様々な見方で物事を捉えることが出来る様になります。


時代が移り変わり人々の価値観が大きく変化していく中で、その現実を直視して柔軟に受け止められなければ、新たなアイディアや考えというものに及びません。そういった新しい発想や着眼点を基にして、新しい事業のかたちを構想して論理的に組み立てて行くわけですが、その閃きにも似た感性が大切であることは誰しもが感じていることだと思います。


論理とは、社会に一般的に普遍化された事象に従って組み立て考える、いわば形式知の中での作業であると思います。そこに必要なのは、先人が導き出してきた一般に普遍化された事象である知識の量であって、その多寡によって他人への説明力が決定されるものでしょう。しかし、大切なのはその形式知に至るプロセスを経ているかどうかだと思います。


形式知を生みだすためには、その前段である暗黙知(=「経験的に使っている知識だが簡単に言葉で説明できない知識のことで、経験知と身体知の中に含まれている概念」)を通して自ら形式知を生みだすプロセスを経ないと、なかなか他人を説得する時の言葉の重みが付け加わらないものと思います。そのプロセスは、悶々とした苦しい過程だと思います。


また、暗黙知を形式知化するプロセスは、自身の身体にまで刷り込まれた経験知と身体知があって初めて、自らの周囲の環境から受容した感覚や感情によって研ぎ澄まされた閃きにも似た創造力が湧きあがってくるものと思います。その為には、正しく周囲の環境を捉える、美しいものは美しいと捉えられる審美眼が必要であることは言うまでもありません。


いまの社会は、兎角、形式知やそれに依拠する表面的な論理に頼り過ぎている帰来があります。これからの社会に必要なのは、創造力、即ち暗黙知を形式知にまで高めて行く能力です。その為に必要なのは、形式知をいま一度、自身の中に取り込み、経験知や身体知として身体に刷り込ませ、自らの感性によって再び独自な形式知を生みだす過程でしょう。


今日もありがとうございます!
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