誰にも聞けない経営財務戦略!

ビジネスの未来を財務と心で読み解くブログです!

CREATE LIFE!
より良い暮らしを創造しよう!

http://crelife.co.jp

オープンイノベーション~変わる働き方!

皆さん、おはようございます!
いまの若い方々は、社会の変革期において、人生の目標をなかなか見出し難いのではないかと思います。錯綜する価値観に惑わされながら、これといった社会の本流が失われつつあるなかで、必要なのは自身が正しいと思う問題意識を突き詰め続けることでしょう。



コロナ禍の影響により多くの企業が減収減益に追い込まれる中で、いよいよ企業も本格的なイノベーションに取り組まなければならない状況に追い込まれています。いままでなら技術開発さえ為されれば、イノベーションに結び付くと考えてきた企業も、それだけで変革を起し得るべくもなく、人間が持つ創造的な英知が大切なことに気付き始めています。


混沌とした社会において、人々は多様な価値観を持ち始めており、様々なライフスタイル、ワークスタイルを求めて各々が自由に自己実現をすべく歩み始めています。いままでなら、寄らば大樹の陰ではありませんが、集団に帰属して社会的な安定性を享受することが一種の安心感に繋がっていましたが、必ずしもそうでないことに気付き始めています。


実はこの企業と人々の接点の狭間に、いま社会が大きく変わりゆく一歩を踏み出しつつあるものと捉えています。考えてもみれば、それは当然のことであり、企業というものは多くの人々により支えられている擬制法人にしか過ぎないものであり、人々の価値観が変わり行けば、当然に企業のあるべき姿も変わらざるを得ない一体不可分のものだからです。


日を追う毎に、ジョブ型雇用を採り入れることを表明する企業が増える一方、副業を希望する人々が増えるのと同時に、副業人材を募集する企業も確実に増えています。このジョブ型雇用と副業は、関係がないように見えて、その根底にあるものは同じものであると受け止めています。働き手の個々人の能力に焦点をあて、それを最大限に活かすことです。


企業からみれば、いままで総合職という名の下、その企業のことを知りつくした普遍的な人財をジョブローテーションを通して育成することが合理的と考えられてきましたが、ここまで新たな事業や商品の開発で凌ぎを削る経営環境の中では、むしろ一定の仕事に専門的な能力を持つ、そのポジションにおける普遍的な人財が望まれるようになっています。


それが、ジョブ型雇用、副業人財の雇用という形で現れている訳です。一方、働き手からみれば、自らの専門性を磨き上げながらも、ジョブローテーションにより必ずしもその能力を活かし切れずにいた訳です。それ以上に、その能力を活かせても、それは飽くまでも一企業の中での役割に留まり、普遍的な能力として磨き上げ難いという側面を持ちます。


その専門的な能力をどこでも通用する普遍的な能力として高めて行くためには、様々な企業で他流試合を挑まなければなりません。核となる専門能力に応用力をつけていく必要があるからです。それと同時に、異なる企業文化の中で自分が遣りたいと思う目的を達成した達成感が人を成長させるものですし、多くの社外人脈を築く結果となることでしょう。


ジョブ型雇用や副業および兼業という働き方は、いままでの硬直的な人財の流動化をもたらすものでもあります。人々が企業という際にそびえ立つ壁を乗り越えて行ききすることで異文化のアイディアを持ちよることは、新しい事業や商品を生み出すオープンイノベーションに他なりません。専門性を核として知見を広げ人財が交わることが必要なのです。


今日もありがとうございます!
http://crelife.co.jp

×

非ログインユーザーとして返信する