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スキルと経験!

皆さん、おはようございます!
昨年の大型台風19号に続き、今年の活発な梅雨前線は日本各地に甚大な被害をもたらしてしまいました。私の記憶を辿りましても、過去にこのような大雨の経験はありません。河川の氾濫、山林の土砂崩れなど、荒廃する社会インフラが露見する形となっています。



コロナ禍を切っ掛けとして、にわかにジョブ型雇用への移行を探る動きが産業界に広がりつつあります。ジョブ型雇用とは事業運営に必要な職務の要件定義(=ジョブディスプリクション)を明確にし、そのジョブディスプリクションに当てはまる人財を広く社内外から募る雇用形態であり、いままでの新卒一括採用とは異なる、能力主義の雇用といえるでしょう。


働き手は、ジョブディスプリクションに従って自身の裁量で仕事を進めていくことになるため、働くTPOが問われなくなります。そこで問われるのは、職務遂行に必要なスキルと経験を持つことであり、企業側が集団研修により総花的な人財育成をすることなく、働き手が自分の意思でキャリアプランを考え、自らの専門性を高めて行く必要があります。


その意味では、今までの様に働き手が企業という枠組みの中に固定されることなく、企業間を移り渡る流動化が増えるでしょうし、一つの企業に勤めていても兼業や副業制度を利用して自分の意思で生きたスキルと経験を収得する機会が増えることと思います。その時に必要なのが、自分なりの理念であり、どの様に社会と関わっていくかという視点です。


企業に勤めますと、一つの会社という枠組みを通した発想になりがちですが、生きたスキルと経験を積んで行くためには、それを度外視してあたかも個人事業者のように自由な発想と自らの責任で仕事に取り組む必要があります。会社を移りながら、自らのスキルと経験を高め、いまの社外CFOとしての立場を築いた私の経験が参考になればと思います。


現在、私は中小・ベンチャー企業の社外CFOとして様々な企業を兼業する立場にあります。CFOといいますと、狭義の財務会計の専門家と取られがちですが、私のCFOの定義は、企業戦略に軸足を置きながらも、企業の管理部門全般を管掌し、事業資源を生かして旧態依然としたビジネスモデルを再構築して、企業価値を最大化することにあります。


社会人の振り出しは、地域金融機関で金融業務の基礎を習得した後、事業の企画開発業務に携わるべく総合デベロッパーへ転職をしています。デベロッパーという職業柄、事業計画立案と契約書作成能力を高め、事業をビジネス面、財務面、法律面から総合的に捉えるノウハウを身に付けることが出来たことが、大きな収穫であったということが出来ます。


バブル崩壊の直撃を受けた当該会社の整理後、今までの経験をM&A業務に生かすべくアドバイザリー会社へ転職します。そこでは、M&Aにより事業の強みを引き出し、企業の経済的価値を最大化するスキルを身に付け、大手化学メーカーに転身後はM&A責任者として実践的に数々のM&Aに携わり、40歳代半ばにしてサラリーマンを終えています。


その後はCFO、CEOといった立場で、スタートアップ企業の創業から、事業運営、不本意ながらの廃業まで生きた経営経験をしています。そして、現在は広義の社外CFOとして、中小ベンチャー企業の成長支援にハンズオンで携わっています。目標はそれら支援先企業と協業し地域商社を創り、若い時からの夢である地域経済を元気にすることです。


今日もありがとうございます!
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