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パートナーとしてのCFO!

皆さん、おはようございます!
コロナ禍による自粛規制が解除されたあとの新しい生活様式はどの様になるのでしょう。
きっと人々が密集する空間へ行くことを避け、なるべく平穏無事な暮らしを営みたいとする心理が働くのではないでしょうか。朝の通勤電車はもっての他だと思うことでしょう。



中小企業の経営者といいますと、自ら新しい商品を開発したり、率先してそれを営業したりと独りで何役もこなさなければならず、日々の仕事に忙殺されている方が多いのではないでしょうか。自らの事業に対する将来的な構想を持っていながら、なかなかその実現にまで手が回らず、日々の忙しさに感けてしまっているのが正直なところだと思います。


そして、中小企業の守りの部分である経営管理、財務、人事といったマネジメントについても、役所への届出といった必要最小限の事務手続きは事務管理系の社員に任せきりで、経営者自らが落ちついて経営を司ることは稀だと思います。そもそも、大手企業とは異なり、中小企業の経営者で企画管理系の仕事を専門とする方は皆無というのが現実です。


中小企業の経営者は日々の売上を作り、資金繰りを廻して行かなければならないという意味で、本当に自転車操業であることが実態だと思います。その様な状況では、落ちついて経営に取り組むことができず、例えとして四角い部屋を丸く掃くことで手一杯となり、四隅には塵がつもり、やがてそれを綺麗にしようにもできない状況に陥ってしまいます。


中小経営者は、少なからずや社員の生活を背負い孤軍奮闘しているイメージがありますが、本来なら自分自身の経営理念や経営方針といったものに理解を示してくれる相談相手が欲しいものです。しかし、一緒に経営を司ってくれる片腕を雇おうにも、その様な人財の給料は高く、とてもではないがそこまで手が出ないのが現実ではないでしょうか。


その様な時に思いつくのが、経験豊富なパートナーとしてのCFO(=最高財務責任者、Chief Financial Officer)の存在です。常時会社に詰めている訳ではありませんが、経営上必要なマネジメントの専門家として中小経営者の良い相談相手となることが期待されます。常勤で雇うより報酬を安くできるメリットもあるでしょう。


パートナーCFOの役割は、経営企画に基点を置きながら組織マネジメント、コーポレートファイナンス、経営資源の調達と配分などを管掌し、会社の成長戦略をナビゲートしながら経営効率を高め、企業価値を向上していくことが考えられます。これからは企業連携が不可欠な時代ですので、事業のオーガナイズや企画開発といった役割も必要でしょう。


名称の如何を問わず、中小経営者に経営を司るパートナーが必要なことはいうまでもありません。これからの時代は、企業の規模が事業の優劣を決める時代ではなく、クオリティが問われる時代です。大手企業と中小企業を比較し、中小企業は大手企業に質、量ともに劣るという先入観に甘んじることなく、小粒ながらキラリと輝く企業を目指すべきです。


中小経営者も、パートナーとしてのCFOと連携することにより、忙殺する経営から解放され、自らの得意分野である商品開発やマーケティングといった能力を活かしながら、中小企業を育てることが出来るでしょう。これからの社会は、個と個が連携しながら新たな価値を創出していく時代です。その様な時代に望まれるのは小回りの利く中小企業です。


今日もありがとうございます!
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