誰にも聞けない経営財務戦略!

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より良い暮らしを創造しよう!

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意志やスキルの棚卸し!

皆さん、おはようございます!
休みない2週間連続東奔西走の出張でしたので、流石に身体が悲鳴を上げています。昨晩はゆっくり布団の中で熟睡でした。考えてもみれば、若かりし頃は土曜日も出勤で公休は日曜日だけでしたが、それがあたり前とばかりに順応していたのが不思議にすら思えて来ます。



中小企業のビジョンや事業計画を描く前に、必ず中小経営者個人の思いや意志、技能や能力の棚卸しをすることにしています。具体的にはカウンセリン手法を用いて、経営デザインシートの作成を通じて経営者の個性を可視化することです。自分の遣りたいこと、自分に出来ることが明確になっていれば、事業を行うに必要な準備の50%を達成してると思います。


これは中小経営者に限らず、これから事業を創出したいと考えている起業者にも同じことが言えると思います。まずは事業を行う目的が明確にあって、それが社会に求められていることがどうかを客観的に認識し、それをどの様な方法で実現していくかは、その人がこれまでに築き上げてきた技能や能力といったスキルに裏打ちされた目利き力に依存するからです。


この辺の事業を営む方自身の棚卸しには、どれだけ時間を掛けても掛け過ぎということはありません。最近では、経済産業省や中小企業庁までが「経営力再構築型伴走支援」として学術的裏付けをもって中小企業活性化の打開策として力を入れています。また、同様の手法を採り入れた一社)日本金融人材育成協会が「企業経営アドバイザー」試験を開始してます。


確かに経済が右肩上がり線形を描いていれば、過去の成功体験に基づき事業を営んでいれば良かったのですが、先行きの見通しが立ち難い速度が早まる時代においては、営むべき事業の拠り所を外に求めることなく、己の内側に求めることが大切でしょう。それを誰から聞き学んだ訳なく、自らの事業成功体験/失敗体験や現在進行形の事業から気付きを得てます。


社会の動きを具に見聞き感じながら、自分の暗黙知を総動員して反芻をしていますと、気付きを得ることが出来ます。我流の潜在的セオリーを体系化させるべく、中小企業大学校での経営革新等支援機関研修を受けたり、産業カウンセリングの実技講習を経て資格を取得しながら、一つの中小企業の経営支援のあり方を顕在化させ確立することが出来たと思います。


それは頭で考えたというより、自分の外側にある社会や地域経済という環境との相互作用の中から内面から湧き出てきた閃きの様なものです。これまでを振り返ってみても、今回と同じように先行事例のない命題に対して、適切かつ適確な回答を発想することに長けているのかもしてません。その結論を導き出す為、相当の時間とエネルギーを要するのは事実です。


もう一つ大切にしたいスキルとして、ある程度に事業の理解が進み課題が見えて来ますと、自然と改編すべきビジネスモデルや新たに創出すべきビジネスモデルが描き出されることです。しかも、それが財務数字の羅列として立体的に損益分岐点構造をともなって、描き出されることです。きっと貸借対照表の数字を経済事象と関連付け構造的に理解するからです。


それらのスキルには共通点があります。物事の本質を立体的に感じとり理解すると、そこに存在する課題を解決すべき欠けているピースがビジュアルに飛び込んで来ることでしょうか
。そのピースを補うことにより、外形的には同じように見えても、全く異なるものが形づくられていることです。このスキルを地域に根を下ろす中小企業の為に生かしたと思います。


今日もありがとうございます!
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向うべき目的地と方法論!

皆さん、おはようございます!
日本を代表する流通グループの仕事を辞め、自分の遣りたい地域に根差した仕事に真摯に向き合おうとしている若者がいます。最近は入社3年程度で辞めてしまう社員が4割以上に達しています。企業も効率性だけを追求する以前に自らの存在意義を明確にすべきでしょう。



昨日のブログでもお伝えさせて頂きましたが、私の向かうべき人生目標は「持続可能なまちづくり」です。ただ見てくれの良いまちをデザインすることに留まらず、現在の生産者中心の社会システムを生活者中心の社会システムにリデザインすることを意味しています。生活者の意識が大きく変わり行く中で、旧態依然とした社会システムに息苦しささえ感じます。


それを地域の多くの社会的ビジネスを創出することで、これまで公益と私益の狭間の中で消失してきた共益部分を補っていこうという考えです。そうすれば、地域に新たな仕事を創出できるばかりか、地産地消ではありませんがその地域の有形無形の個性溢れる資源を生かして新たな商品が創られ、それをその地域で消費することにより地域金融も活力を増します。


私がお付き合いしてる多くの中小経営者の殆どがその様な視点を持っていることは偶然ではなく、自らの暮らし目線で事業を考えたときに経営者であると同時にその地に根差して暮す生活者と表裏一体の関係であるから当然のことだと思います。自分が暮す地域を事業を通して良くして行きたいというのは、人間として全うに生きていれば誰しもが感ずることです。


それら事業や経営者をサポートしながら、それらが成長していくことにより新たなビジネス機会を掴み様々な事業が創出されることを期待している訳です。それと同時に、その事業に必要な人財を雇用する側と雇用される側に明確な境界を設けることなく、意志をもった働き手が自らの意思で働き糧を得る機会を実現する地域ビジネスプラットフォームが必要です。


その役割を担うのが地域の中小ビジネスだと考えてます。企業としての目的を明確することにより、持てる企業のリソースと働き手が持つノウハウや知見を融合させることにより、その地域に存在する暮らしの課題を事業を通して解決していく枠組みを創ることが出来るでしょう。働き手にとっても、自らの個性を生かしながら自己実現という動機付けが出来ます。


その為には、その様なビジョンを実現するための社会システムをデザインしながら、ビジネスモデルとして落し込み、先導していくことも必要かもしれません。ただ、誰しも自分の持ち味を生かして社会に認められながら前向きに生きて行きたいと考え始めていることが、何よりもの後ろ支えとなります。もちろん、糧を得られることが最低限の十分条件でしょう。


そこには年齢や性別は関係なく、必要なのはやる気だけでしょう。誰かがやってみせれば、他の人々も追随してきます。そうやって様々な人財が交流を深めることにより、新しいアイディアが創出され、また新しいビジネスを生み出すことが出来るでしょう。社会そのものがそうしたプラットフォームであるべきですし、それが失われた共益の部分だと思うのです。


自らもまたそうした生活者の一員として、人との関わりを大切にしながら気付きを与え、それをビジネスモデルを発案したり改編しながら一瞬のうちに財務数字により立体的に損益分岐点構造により浮かび上がらせる独創性を生かしながら、それら地域のビジネスを支援するインフラとしての機能を司って行きながら、プロシューマー社会を実現していきたいです。


今日もありがとうござます!
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持続可能なまちづくり!

皆さん、おはようございます!
社外CFOとはいえ、様々な中小企業の経営者と呼吸を合せることは、それなりに大変なこともあります。やはりビジネスというものは、日々刻々と動いていってしまいますので、自ら判断するために必要な情報を得るために、それなりのコミュニケーション力が必要です。



昨晩、ある地方都市の若手経営者の方々とともに、これからのまちづくりのあり方について意見交換をする機会を頂くことが出来ました。私は、初対面の方々ばかりでしたので、余りのっけから飛ばし過ぎるのもどうかと思い、聞き役に徹していました。私を誘って下さった会社のメンバーからすれば、その他に3つの事業主体の方々総勢6人が集まっていました。


地方の古民家を再生する設計業を営む傍ら農業やレストランを営んでいらっしゃる方、若手市議会議員でありカフェや銭湯を営む方、祖業である建設不動産業を営む方との、楽しい団欒のひと時でした。皆さんに共通しているのは、意識を顕在化させているのかどうかに拘わらず、結果的に資本主義経済が私たちの社会や暮らしに大いなる矛盾を来してることです。


各々の事業は異なれど、地域を再生し住みやすいまちに変えていく必要があるという点においては、互いが協力し合いながら理想となるまちを創るべく協力し合おうという空気に包まれていました。ここでいうまちづくりとは、都会で不動産開発会社が行っているような、小分けされていく宅地開発ではなく、既存の建物をリノベーションし再生していくことです。


その時に地域コミュニティという人の繋がりを大切にしていくことです。都会に住んでいると煩わしくさえ感じてしまう人々の繋がりですが、地域の課題を解決する担い手として不可欠でしょう。その様なソフトウエアを再生する視点を持って、ハードウエアとしての建物に手を付けて行かなければ、どんなに煌びやかな見てくれの良い地域も活力を持てないです。


そんな談話に参加しながら、以前在籍していたディベロッパーやハウスメーカー事業を持つ化学メーカーのことを思い出していました。どんなに環境に配慮した不動産や住宅であっても、一企業の自前主義でそれを完結させることは、どんなに留意しても利己的になってしまわずを得ず、結局は面として連なるまちを分断してしまうことになってしまう経験則です。


活力あるまちづくりをする為に、私は地域の課題を事業を通して解決していくことが必要だと考えてます。事業を大層に捉えることはなく、その地に暮らす方々が生業程度の思いで手を取り合って糧を得ながら取り組んで行けば良いことです。それをボランティア的に町内会として取り組んでいては長続きせず、そこはやはり時代の流れを取り込む必要があります。


そうすればリタイアした地域のシニアにとって、新たな仕事を創出することにも繋がると思います。ヒト、モノ、カネが地域内で循環する仕組みを考える必要があります。その仕組みをデザインできなければまちに活力を取り戻すことは出来ないでしょう。その意味では、私は地域に仕事を創り、それを健全に成長させて行くことが一番大切なことと考えています。


その様なことを考えながら、私の人生の目的地は「まちづくり」であり、社外CFOとして地域に根差す中小企業やこれから事業を創出していこうとする方を元気にしていくことは、方法論であると再認識したところです。あと何年間元気に仕事に取り組んで行けるか分かりませんが、自分の持てる個性と専門性を活かしながら生涯一現役で頑張りたいと思います。


今日もありがとうござます!
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