誰にも聞けない経営戦略!

ビジネスの未来を財務と心で読み解くブログです!

地域ビジネスと生活文化

皆さん、おはようございます!
最近、夜が弱いので早く寝る様にしているのですが、目覚めも早くなり、
朝からいろいろなことが考えられるようになり、
その方が一日が快適だと思う様になってきました。


先日、再び東小金井から武蔵境にかけての中央線高架下回遊歩行空間「ののみち」を歩いてきました。2ヶ月ぶりなのですが、なんとお店がまた増えているのに驚きました。
カフェやシェアオフィス、そして保育園等々。
いままで高架下といったら薄暗い、立ち入り禁止地域だったと思います。


そんな場所が休みの日にはゆっくりと歩いてみたい
小洒落たお店が連なった遊歩道になっているのですから驚かない訳にはいきません。
この「ののみち」が出来たおかげでエリアの住宅街は
高架線で分断されることなく街のつながりがでて素晴らしい街を形成しています。


普通、高架線の下で店舗営業を行うとなると、
所轄行政官庁の許認可等があってなかなか難しいと思います。
例えば火災が起きた時にどうするかといった規制があると思うのですが、
JRさんも頑張ったんですね。


周囲には大学が3校ほどあり、
学生たちもアルバイトをして働いたり、
お客様となってお店を利用したりと、
上手く地域で周っている感じが気持ち良いですね。


近隣の農家さんが
マルシェではないですが様々な獲れたての野菜を
カフェの軒先で販売しているのも
面白いと思います。


何軒かのお店を覗いてみたのですが、
三鷹駅の創業者向け産業ブラザに入居しているカフェが
この「ののみち」でもカジュアルなカフェをオープンしたばかりで、
地ビールなどの計画もあるようで地域の活力を感じとても楽しいですね。


ちょうど中央地点にまだ開業する前のシェアオフィスが出来ており、
オッ、家から近くてなかなか良いななどと思ったりしていました。
運営している会社を見たら株式会社タウンキッチンとあります。
ムム。。何やら好奇心をくすぐられる良いものを見つけちゃった感。


早速、Webで検索をしてみましたら、
「地域に住む人が自分たちの地域社会をつくっていく、 そんな「自分ゴトの暮らし」を当たり前にするための場、仕組み、コミュニケーションをつくることです。」
という言葉が目に飛び込んで来ました。


地域には、行政や大企業ではカバーしきれない課題がたくさんあり、
そんな地域課題を地域の方々がプチ事業を通して解決して行く為のコーディネートをしている会社のようです。例えば、地域の学童保育に地域のお母さん方が食事を提供する等、
地域に必要とされているものを地域で働きたい人が提供するプチ事業です。


こういった企業が手掛けるには小さい、
だけと地域にとっては必要な課題って結構あると思います。
また、通勤時間までは掛けられないけど、
空いている時間に小遣い稼ぎ程度に働きたいと言う方も多いと思います。


こういったニーズに対して、
自発的に地域でプチ事業を通して解決できるような仕組みって、
これからの地域社会にとって不可欠ではないかと思います。
何よりも「自分ゴトの暮らし」として地に足が付いているところが良いですね。


東京五輪・パラリンピックに向けて、
都心の交通機関の混雑状況を緩和すべくテレワークの実証実験が始まっています。
テレワークを本格的に普及することが出来れば、
働くお母さんの託児問題や介護問題も緩和される様に思います。


いままでのマス経済は戦後復興期から高度経済成長期を経て私達の生活に様々な豊かさをもたらしました。それと同時に、社会の仕組みも大手企業を中心とするマスの仕組みになり、そこに人口問題等社会の前提が変容して来た為、暮らしに近いミクロ経済の世界で様々な課題が見受けられる様になっています。


それらの課題は地域で解決して行かなければならないのではないでしょうか。
その意味で、今回のJRの高架線下回遊歩道「ののみち」は、そこに向けたきっかけとなり素晴らしいと思うところです。高架線下のみならず、地中化した線路上の空間でも同じことが出来るのではないでしょうか。


日本橋上に架かる首都高速道路が地中化するというニュースを先日見ました。
借景が変わることにより、人々の心も変わって行くことでしょう。
こうやって生活文化が育まれて行くのではないでしょうか!

文化と価格

皆さん、おはようございます!
植物の成長力ってたくましいですよね。
昨日、くもり空で適度に風があり涼しかったので、
野生と化した庭の手入れをし、今朝は穏やかな庭を眺めています。


今朝の朝刊にAIを使った昆虫のサイボーグの研究が進むとして、
シンガポールにおける、何でしょう手のひらに背中にランドセルを背負った
カブトムシの様な昆虫の写真が載っていました。
ホッ、良くできたAIドローンだなと思い記事を読み始めたまでは良かったのですが。。


子見出しに、ロボにも法的責任、倫理観育めるか、とあります。
なんとこれはロボットではなく、
本物の昆虫の背中に電子回路を埋め込み、
筋肉を刺激して羽を動かせるサイボーグだというのです。


緊急災害時に、この昆虫を飛ばして、
遠隔操縦しようと言う奇想天外な実証実験がなされているとは以外です。
研究者は動物ではなくで、昆虫だから倫理規範の制約を受けないとしていますが、
皆さん、どう思いますか?


金曜日の夜に、フランク・ロイド・ライトが設計した自由学園明日館という建物を見てきました。同氏の自然と調和した建物が多いことを知り、
早速、図書館で何冊かフランク・ロイド・ライトの本を借りて、
週末に読んでみました。


日本では帝国ホテルの建物の設計で多くの方がご存知かと思います。
19世紀後半から20世紀にかけて活躍された世界的に有名な建築の巨匠です。
日本の浮世絵や建築物等の文化に多くの影響を受けた作品が多いと言われていますが、
ご本人はそれを認めたがらなかったと書いてあります。


アート、デザインの分野では独創性が尊ばれますので、
フランク・ロイド・ライトご自身はあからさまに公言しなかったのですが、
今の時代では心理学や脳科学も進み、知識の創造は既知の文明文化の上に
自分なりのアイディアを付加したものであることが明らかにされています。


それはそうですよね、生まれたばかりの赤ん坊ではない限り、
世俗から遮断された環境で無垢のアイディアを創造し続けるなんで出来ません。
赤ん坊であっても、少なくとも母親から学び取るところが多分にあり、
その時分から観た環境を踏まえて様々なコトを創造していく訳ですから。


少々、話を横道に逸らしてしまいましたが、
いろいろと調べて行きますと、日本の文化の象徴とも言えます北斎の浮世絵や日本建築は、必ずしもフランク・ロイド・ライトに限らず、フランスの芸術界にも随分と影響を与えていることをはじめて知りました。


最近、Cafe’文化のルーツを調べたりしていましたが、確かにパリのカフェから多くのアーティストが生まれ、その中に日本の藤田嗣次画伯もおり、当時からのフランスには親日家が多かった様です。その時は、何故か分からなかったのですが、いま思えば日本の芸術が認められていたからなんですね。


そこまで考えが及びますと、また次なる疑問が湧き起こってきます。
これは私だけかも知れませんが、今の世の中、全てが貨幣経済優先となっており、
この文化的な側面での海外の国との交流にあまり目に触れることが少ないと思いませんか?実は、先のAI昆虫の研究者は日本人だと知り、いささか驚きを隠せませんでした。


「文化」という言葉について、改めて広辞苑で確認をしてみますと「人間が自然に手を加えて形成してきた成果のこと。衣食住をはじめ、技術・学問・芸術・道徳・宗教を含む。」とあります。人間と自然界との相互作用の中で織りなされる、伝統の上に積み上げられる人間の営みの結果として文化がある、という様に私は理解しました。


最近、消費者は商品やサービスについて、機能性や効率性という価格を訴求するものと、自分のライフスタイルの中での逸品を見つけた時には価値を訴求するものとに大きく分かれている様に思えます。前者はマス経済におけるマスプロダクト。後者は特産品や伝統工芸品です。


先端技術等もプロダクト化されますとマスプロダクトとして組み込まれてしまいますが、
文化を感じさせるプロダクトに対しては脈々と人間に受け継がれた洗練された文脈を感じることが出来ます。その有形無形のプロダクトから教えられる美意識とでも、道徳観とでもいう一種の教材とでもいうプロダクトから学べるもの。


いまの世の中、マス経済により多くの商品で確かに生活は満たされていますが、人間は一つの欲求が満たされると、また次の高次の欲求が出てきます。それが、文化に対する憧れ、自らも文化人たりたい欲求ではないでしょうか。戦後経済の中で、物欲にまい進した日本ではありますが、ここで多くの方が日本文化について見直しはじめているのではないでしょうか。


特産品や伝統工芸品を如何に経済的に普及させようかと努力をされている事業者が多くあります。私は、それをWebを活用して如何に広めるかではなく、
きちんと歴史的な背景や製品としての良さを伝えて行くことが先で、
極論すれば値付けはお客様がする新たな商売の方法があっても良いと思います。


原価計算を行い、販売戦略、価格戦略を考えるという方法は、
マスプロダクトに対する考え方だからです。
作り手と買い手が共感し合い、
お互いが納得した価格で取引が成立する世界があっても良いですよね。


それから、政策的にも海外輸出を増やすのも分かりますが、
そこに日本の文化を伝えて行くという視点も不可欠だと思います。
その為には、私たちが日本の文化に対する理解を深めて行く必要がありますし、
それを通してのいま揺らいでいる道徳心も明確になるのではないでしょうか。

売上が減少⁈する新会計基準

皆さん、おはようございます!
今朝は久しぶりの広がりのあるくもり空で
我が家と隣家との壁の色と妙にマッチしており、
これはこれで植栽の緑が映えますね。。でも、天気予報を見れば最高気温32℃。


昨日は一日家で本を読んだり、書類に目を通したりしながら過ごし、
10時過ぎには床に入ったせいか
今朝は6時前には起きてコーヒーを飲みながら
新聞を読んだりしています。


一昨日の新聞に財務会計の新しい会計基準が早ければ来年4月から適用になると掲載されていました。いま国際的に見て、会計基準といいますと①米国基準、②EU基準、③そしてわが国をはじめとした各国のローカル基準があります。今回、様々な個別基準のうち「売上の計上基準」について、3極で統合しようというものです。


この議論は、確か10年ほど前からなされており、ようやく話しも纏まり、
具体的に実施導入に至ったものです。なかなか同じ資本主義社会とは言いましても、各国生い立ちも違いますし、根付いている文化的な部分も異なりますので世界標準となる財務会計の基準を統一するのは大変なことだと思います。


今回の新しい売上高の計上基準を個別の処理方法として事例を上げますと、
次の三点について今までの計上方法を見直す必要があります。一つ目は、百貨店等の小売業で行われる商品の仕入販売形態として「消化仕入れ方式」があります。メーカー等の納入業者側が百貨店の陳列棚に商品を冒して貰い、お客様に販売する方法です。


今までは消化仕入れ方式であっても、お客様が購入した時点で百貨店側が「仕入」と「売上」を同時に計上してきましたが、今回の会計基準変更に伴い、百貨店は単に棚を貸していただけだから、今までの売上と仕入の差額の利益分だけをマージンとして売上に計上しなさい、というものです。


新聞に事例として掲載されていた大丸百貨店を率いるJフロントグループのそれまでの売上高1兆1千億円が5千億円以下に半減するそうです。そもそも消化仕入れ方式は、百貨店業界の中で陳腐化の著しいアパレル製品の販売に関し、その在庫ロス回避と仕入資金負担を軽減する為に編み出された取引方法です。


売上至上主義の考え方の中では、心理的な抵抗感があると思いますが、利益は変わりませんので、むしろ売上高利益率はUPする訳ですから、財務の見かたとしては望ましいのではないでしょうか。
そして二点目ですが、良く販売に際して販売促進奨励金というリベートを還元することがあると思います。


今までは、一旦、損益計算書に売上を計上して、別項目としてリベートを控除する表示方法を採っていた(総額表示)かと思いますが、これからは売上計上額からリベート分を控除して純額表示しなければいけません。三点目は、割賦販売に際して、代金回収の都度売上を計上する方法が認められてきましたが、今後は割賦販売した時点に総額の売上を計上しなければいけません。


この3つの売上の個別計上基準を見ると脈絡がなく、何でだろう~??と思ってしまうと思います。そうなんです、今までの会計基準は本質的な考え方よりも先に個別の基準が先に会計上の慣行として先行して実務に取り入れられてきてしまった為、いま世界標準の会計基準を作るにあたって、根本的な財務会計の考え方を統一する作業をしているからです。


今回の考え方でいいますと売上をはじめとする収益を認識するときの考え方として「投資リスクからの解放」という概念を統一したから、個別の会計基準を変更する必要が出て来た訳なんです。先日の古川ちいきの総合研究所でのセミナーでも、この投資リスクからの解放につながる前段部分についてお話しをさせて頂きました。


企業は、売上をはじめ収益を上げる為に、固定資産、棚卸資産という事業資産に投資を行い、仕入活動や生産活動を通じて商品を販売する活動を行っています。これは企業にとってのリスクをとって投資活動を行っていることでして、商品を販売するとやっとそのリスクから解放され、利益としてのリターンが得られます。


財務会計では事業活動を投資活動の連続であるとの概念に立っている訳です。先のJフロントGの消化仕入れ方式の事例でご説明すれば、投資リスクを取っているのはメーカー等の商品を納品する側であり、百貨店は場所を提供するだけで不動産業と一緒です。だから、その棚賃貸料見合いで、商品のマージン部分を売上としなさいということです。


それから「投資リスクからの解放」という概念で既にお気付きの方も多いかと思いますが、その前提となる財務三表の考え方として「貸借対照表」を重視している点があります。この様に、世界の会計基準もやっと統一の流れになってきました。財務数字は言語とは異なり、万国共通ですから、世界的に統一するのは望ましい方向だと思います。


ただし、同じ数字といいましても、その背景にあります資本主義の概念は、各国の政治や文化とも複雑に絡み合っていますので、そこを考える良い機会でもあると思います。
中小企業には直ちにこの会計基準を適用することなく猶予期間が設けられると思いますが、同じ財務会計であるからには、やはり万国共通ですね。


この売上の計上基準については、第一次産業では商品の生育の都度売上を計上すべきではないかという面白いテーマもありますので、今後、折に触れてご紹介して行きたいと思います。
それでは良い休日をお過ごしください!



HPを開設しました!
http://crelife.co.jp