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会計士税理士という仕事!

皆さん、おはようございます!
物事を頭で考えることなく、身体で感じ取り心地よく感じられるか否かで判断するようにしてます。そのためには自らの身体の感度を高める必要がありますが、それぞれの身体の部位は脳とつながっていることから、感覚を司る右脳を研ぎ澄ますことにつながるのでしょう。



最近、新たな気付きがありました。会計士税理士の知人と話しをしていると、とにかく目ま苦しく変わる税制改正を絶えず追いかけなければならないことから、日夜勉強を続けなければならないことです。そうでなくとも難解な言葉で書かれている税法を読みこなして腹落ちさせなければならないので、自分が選んだ好きな道とは言え少し可哀そうに思えて来ます。


また、財務会計の最高峰の資格であるため、社会一般的にはさぞ財務や会計を通して経営についても一家言持っているものと思われがちです。しかし、実は経営状況を財務数字として記載された字面どおりにしか見ていません。会社として利益を出すには、売上を増やし経費を減らすことしかない訳ですが、その数字の裏に隠された事象にまで目を向けていません。


過去の財務数字の推移を見て、異常値が出現した時に機械的にその経費を削減すべきだという具合です。財務数字というものは過去の経済事象であり、会社の将来の姿を言い表わすものではありません。面白いのは、職業倫理のせいかどうか分かりませんが、過去の事実を事実として経営に伝えることはしますが、経費を削減して下さいとまでは言わないそうです。


長年、会計士税理士という職業に携わっていますと、会計に関する法の番人という意識が強くなってしまうのでしょうか。法令等を踏まえて、少しでも厳格な財務諸表を作成することに心地よさを感じてしまう様です。だからか会計士税理士から良く聞く言葉で、会計帳簿を閉めて貸方と借方の数字が一致する瞬間が快感であるということを仰る方が多いようです。


それでも国家資格に守られて、会計士税理士にしか認められていない独占業務というものがあります。会計士であれば監査業務でしょうし、税理士なら税務申告代行業務になります。
無資格者がそれら業務を行うと法に触れてしまいます。だから、その与えられた専門業務の範囲で自分自身の専門知識を磨き続け、最高のパフォーマンスを提供する必要があります。


知人も、その窮屈な仕事に少しばかり疑問を感じているようで、認められた独占業務から離れて、税務コンサルティング業務に移行していきたいというのが本音としてあります。仕事を依頼する経営者から見れば、視えずらい非常にニッチな話しに聞こえてしまうでしょう。本来は会社の財務経理を預けているのだから、経営を語ってくれるものだと思っています。


中には士業としての満面の先生面で、とうとうと過去の数字で経営指導を行う先生もいらっしゃる様ですが、それは飽くまでも財務諸表という数字面の範囲内のことであり、決して将来に向けた会社のあるべき姿を語る訳ではありませんので注意が必要です。むしろ、長年の慣れ合い関係で、中小経営者が会計士税理士を信頼し切ってしまっていることもあります。


その辺が日本の中小企業のお寒さを感じてしまうところですが、中小経営者は財務数字に無関心といいますか、自分が良く分からないものであることから会計士税理士に業務を丸投げしてしまうところが殆どでしょう。それでは、何時まで経っても井の中の蛙状態から抜け出すことが出来ません。もう少し経営のレベルを底上げしていく必要があると思う次第です。


今日もありがとうございます!
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