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地方に広がるCVCの裾野!

皆さん、おはようございます!
心理的安全性を確保できる様になると業績が目覚ましく伸びると言われてます。これまでの会社は明確な答えのある業務課題を見出し解決することが定番となっていましたが、これからは答えのない課題を解決していく為に様々な価値観を持つ人々との対話が重視されます。



コーポレートベンチャーキャピタル(=CVC)を運用する企業の裾野が地方にも広がってます。住宅設計ソフト開発を手掛ける福井コンピュータホールディングスがCVCを立上げ
、建設テック企業に出資したそうです。新規事業の創出に向けて、手元資金の活用方法を探る動きが各地で活発になってきています。幅広いスタートアップの成長に弾みがつきます。


CVCはイノベーションのタネを得るため、有望な技術を持つスタートアップを探して投資をする役割を持っています。代表的な形態は子会社を設立してファンドを運営する「ファンド型」です。資金も親会社本体がファンドに拠出します。福井コンピュータのファンド型CVCは、クラウド上で施工監理のソフトを提供するフォトラクションに出資したそうです。


同社のソフトを使用すると、作業員のスマートフォンやタブレット端末から工事現場の写真や図面を手軽に共有できる仕組みを持ちます。清水建設などゼネコン各社で導入されているそうです。話しは逸れますが、私も同様の仕組みを持つアプリケーションを開発するITスタートアップを立ち上げ、随分と建設業向けに営業活動を行っていた記憶が蘇ってきます。


三重県の旧財閥系から出資を受けて2015年に立ち上げた会社でしたが、少し建設業におけるIT化の波より早過ぎた様です。他にもスマートキーなど、主に建設業界や不動産業界を対象とした生産性を高める商材を思いついては開発していました。私の古巣が不動産業ということもあって、そちらに寄って行ったのですがもう少し頑張りが足りなかった様です。


最後の一歩の所で、行おうとしている事業が自らの原体験に基づいた寝ても覚めても遣りたい事であるなら踏みとどまることも出来たかもしれません。最後は多分に経営者個人の暗黙の思いや意志に関わってくる問題だと思います。例えそれが役回り上、断り切れなかった経営トップであったとは言え、甘んじて全ての事実を受け入れねばならない責任があります。


新たに事業を起こすことは、それ位の情熱を持って渋とくコツコツ一歩ずつ前進していく覚悟が必要です。好きこそ物の上手なれではありませんが、思い返せばその事業を頭で考え過ぎてしまったことが敗因でしょう。ロジカルに事業を組み立てて行くことを考える以前に、自分の胸に手を当ててそれが本当に一生を掛けて遣りたいことかを感ずる必要があります。


話しを元に戻し、一企業の中で新たなビジネスを立ち上げることは限界があります。サラリーマンとして事業立上げの仕事を任命されても、事業が立ち上がる様な代物ではありません
。サラリーマンという仮の姿であっても、事業を立ち上げようとしている方の内面から湧き出てくる、ほとばしる熱いものを社会の為に提供していきたいとする意志が必要なのです。


一企業が新規事業に進出するなら、有望と思しきスタートアップ企業と協業することが合理的でしょう。スタートアップ企業にとっても、事業に協力してくれるスポンサー企業が居れば成長に弾みが付くからです。事業会社がCVCなどによりスタートアップ企業に投資をするのであれば、そのスタートアップの創業経営者の人間像を充分に見定めることでしょう。


今日もありがとうございます!
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