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企業価値経営の第一人者!

皆さん、おはようございます!
企業での働き方には、雇用と業務委託の2つしかありません。しかし、社会の動きを見ていますと企業も働き手も必要な仕事に柔軟に関わることが望まれている様に思えます。例えば副業などは良い例でしょう。雇用と業務委託の中間的な働き方が必要ではないでしょうか。



2003年に企業の経済価値を最大化する企業価値経営に取り組み、それを実現していたとすると、日本においては相当に早い第一人者的存在ではないかと思います。いまでこそ、政策的に企業価値経営を推進し広く経済界にも知れわたることとなっていますが、バブル経済崩壊の痛手を受けた当時は、未だ連結決算などが導入されたばかりで異端児的な思考です。


財務と言えば、金融機関とのリレーションを大切にし、IR(=株主などへのリレーション
)が緒に就いたばかりの時代です。株主の出資金にも配当還元する以外のコストが掛っているなんていう概念は、まだ一部の学者や専門家の間でしか認識されていない時代です。それを企業に理解させるのは、よほど時代の流れに敏感な経営者か鈍感かのどちらかでしょう。


いま思い返してみれば、企業も経営に手詰まり感があったのか、40代そこそこの中堅サラリーマンが大企業を揺り動かし企業価値経営を導入することが出来たのは、その企業にとり奇想天外な発想にあっけに取られたからでしょう。低迷していた株価を浮上させたいという命題があっても、それをどの様に行うべきかセオリーを理解していなかったからでしょう。


ご多分に洩れず企業には企業組織のヒエラルキーと序列があります。余りにも突飛な実績を出されてもその扱いに困るわけで、1階級昇進というご褒美はありましたが、それは企業価値経営を進める中での未稼働土地の有効活用に対する実績を認められたからであり、株価を3倍に高めた事は、企業の自助努力の結果として捉えられうやむやにされた感があります。


そんな理不尽さをあまり意識することなく、企業にとぐろを巻かれる前に早々に退散した訳ですが、その自ら編み出した企業価値経営という一旦はパンドラの箱に仕舞い込んだ蓋を再び開けようとしています。その当時は、誰からも評価されることのなかった自らの技ですが
、いま再びそれを自分なりに冷静に評価しこれからの人生の糧にしていきたいと思います。


2000年初頭から既に20年余りの月日が流れてます。社会の動きや人々の価値観も大きく変わっています。自分の中では企業価値経営は少しばかり埃を被って古びけている様に感じています。物質社会の中では良かったのですが、これからの精神社会の中では既に通用しなくなっていると感じています。だから企業価値経営ではなく企業価値創造経営なのです。


その違いは何であるのか。それは価値が経済価値に限定されず一企業市民として社会全体にもたらす幸福度であり、それを実現する為に人々が未来に向けて思い思いの夢を持ちそれを描いて行くことにより実現される経営手法なのでしょう。企業とは社会の公器です。これからの社会に新しい価値を生み出すインキュベーション機能を持ち合せることが必要がです。


この20数年間の間に私の考え方も大きく変化しています。だからいま一度、自ら打ち立てたセオリーに従って、それを編纂してみる勇気が出てきました。人々の個々の営みをどこに収斂させて行くべきか。その意味では、最近のコーポレートファイナンスの教科書にも目新しさが欠けています。深掘りするばかりでなく、時代に合せた切り口が必要だと思います。


今日もありがとうございます!
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