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中小企業のCFOとして!

皆さん、おはようございます!
知人である女性が長年暮らされていたインドネシアで、カフェ、アパレル、木工家具などのビジネスを行っているそうです。どれも女性の感性を生かしたデザイン性を訴求した媒体としての商品こそ異なれ、恐らくご本人の中では一つのポリシーを追求しているのでしょう。



大手企業CFOの役割りとすれば、企業の経済価値を最大化することを目的に、資金調達に関わる資本政策を考えたり、その調達した資金をどう効果的に加重平均資本コスト(=負債金利と株主資本コストの加重平均)を上回る投資に配分していくか判断することにあります
。その為にはCEOをとともに経営方針を考え事業プランに落とすことが根幹にあります。


コーポレートファイナンス思考をベースに持ちながら、資金の出し手である利害関係者とのリレーションを図ったり、最近ではM&Aやアライアンスへの取り組みに対して陣頭指揮を行ったり、ターンアラウンドと呼ばれる経営再建の方策を考え実行していくことも大切な業務となっています。それらは社会がどの様に動いていくかを先読みしなければ出来ません。


スタートアップ企業であれば、資本政策やIPO(=株式公開)といった仕事のウエイトが高まります。これら業務はただ単に財務や経理といった業務を理解しているだけでは務まらず、数値実務を超越した分析力や構想力に基づく企画コーディネト力が大切です。2000年初頭に未だ日本でCFO職が定着していなかった時分に、これら業務を推進してました。


例えばM&Aを行う際に法務、財務、税務、会計、事業のことをトータルに熟知し対応できなければ成功には導き出せないでしょう。大手企業ならそれぞれが部署になっており、全ての部署から専門家を出して会社を回していくという体制をとっているため、私のように一人で全てを推進してしまう姿を見て、さぞかし組織運営を乱す異端児だと思われたでしょう。


まぁ、そんなこともありまして、自ら設定したCFO業務の卒業検定に株式時価総額で約5千億円の向上という結果を残し、大手化学メーカーを後にしています。未だ経験したことがないCFO業務としてスタートアップ企業のIPOをCFOとして目指したわけです。会計監査法人とのやり取りを進めていましたが、最終的には上場会社へ会社を売却しています。


その後、カーブアウトしたスタートアップの創業資金を旧財閥系企業より得た関係で、CEOに就任するという尾鰭がつきます。CEOはCFOとは異なり事業が位置する業界についての広い知見や人脈を保持していなければ務まらないと思います。CFOも業界に精通していた方が良いのかもしれませんが、この専門性とのバランスは永遠のテーマだと考えます。


私は、差し詰め不動産(=拡大解釈すれば立地産業)をバックボーンとして持ちますが、業界よりも自らのCFOとして知見や専門性を伸ばすことに注力して、幾度かの転職ではなく本当の意味での転社を行ってきており、その結果として現在は中小企業の社外CFOとして役立たせています。これからは規模に拘わらず全ての企業においてCFOが必要でしょう。


時代の端境期において、中小経営者を真の意味でサポートしながら成長軌道に乗せて行くことが目的(=その結果として当然に企業の経済価値も高まります)になります。特に旧態依然としたビジネスモデルを改編していくことに業務上のウエイトが高まっていくものと思います。その時にM&Aやアライアンス手法を活用することも時代の要請になると思います。


今日もありがとうござます!
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