皆さん、おはようございます！
国内外のＣＥＯ（＝最高経営責任者）を見ていますと、マーケティングに強いＣＯＯ（＝最高執行責任者）、若しくは戦略思考のできるＣＦＯ（＝最高財務責任者）から登用されることが多いようです。最近、就任した豪カンタス航空の若き女性ＣＥＯも前職はＣＦＯです。

国立市で気持ちの趣くままに立ち上げた「ビジネス支援プラザ」ですが、特に営利を目的としている訳でもなく、さりとてそこに相談にいらっしゃる方々が増えるようにプロモーションをしている訳でもなく、機が熟すのを待っているかの様に成り行きで運営しています。きっと自分自身の中にある理想形を追い求め、それが腹落ちするのを待っていからでしょう。

ビジネスに係るマネジメント、マーケティング、情報システム、更には法律・税務会計・労務といった様々な知見を持つエキスパートに参画頂くことができたものと自負しています。エキスパート個々人では単なる専門家稼業に過ぎなくなりますが、皆が集うことによってビジネスを営む方に不可欠なバックオフィス全般の業務を司ることが出来る布陣だからです。

一般的にこの類のビジネス系プラットフォームは、有料で相談を受ける場合が多いと思いますが、私たちは具体的な労務が発生しない限り、相談レベルの対応は無償で受けさせて頂いています。この辺りを参画を頂いている専門家の方々にご理解を頂いている必要があるのですが、それ以前の問題としてこのビジネス支援プラザが何を目指しているのかが大切です。

思いの根本にあるものは、相談を受ける専門家も相談する事業主の方も、ともに新しく事業を創り出すことに力を合わせて欲しいと思っています。事業とは所詮、独りでは為し得ないものでありチームで事業主の夢や志、意志を実現して行くパートナーシップが必要です。事業主も自らの専門性を生かしてビジネスを起こす訳であり、全ての知見を網羅できません。

これまでの社会のビジネスの様に全てを自前主義で整えることは、これからの社会では非効率だと考えています。だから専門家や事業主が協業し合いながら一つの目的を達成させて行くことが理想となります。その意味では、専門家であっても専門的な知識を提供するだけではなく、事業主からビジネスのエッセンスを受ける立場であることを忘れてはなりません。

ある意味で言うと、専門家もその専門性を活かして事業を成長させたいと願っているのであり、その意味では専門家と事業主の境目はないものと思います。だからこそ、そういった広い意味で個人の知見をビジネスで活かし成長して行きたいと願う多くの方々に協業し合うコミュニティプラットフォームとして、多くの方々に参加を呼び掛けて行きたいと思います。

その意味では、現在は任意組合という法形式で運営しているビジネス支援プラザですが、将来的には株式会社ではなく協同組合という形がフィットするのではないかと思っています。それは私益を満たすものではなく、共益の場として成長して行ってくれればと考えます。仕事と言うと多くは会社勤めを指しますが、もっと多くの自律的に働く事業主を増やしたい。

そして、このビジネス支援プラットフォームが地域に根差していることも必要です。地域に新しいビジネスが創出され仕事が増えれば、地域内に循環する経済を呼び覚ますことが出来ます。これからの時代のビジネスは、個々のプロジェクトの知見を持つ方々がアライアンス関係を築きながら参集する有機体なのでしょう。これは大手企業でも同じ意味を持ちます。

今日もありがとうございます！
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