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中小企業への思い!

皆さん、おはようございます!
ビジネス支援プラザを開設して、間もなく半年が経とうとしてます。忙しさも手伝ってかあまり対外的なPRをしてこなかったのですが、口伝で少しずつその存在が知れ渡るようになってきました。財務、DX、マーケティングのエキスパートが揃っていることが理由です。



40歳前半まで大手企業の勤め人として育ってきましたが、40歳半ばに中小企業の世界に飛び込んで10年余りが経ちます。その仕事としての面白みは、やはり大きな組織内での歯車とは異なり、自分の考え一つで如何様にも仕事を捉えることができる達成感でしょう。確かに糧を得るという意味では、大手企業に在職してた時の様に安閑としてはいられません。


特にサラリーマン時代に培ってきた事業再生やM&Aアライアンスといった経営戦略を構想しながら実務として落とし込んできた経験はかけがえのないものであり、中小企業でそれを活かすには少しばかり持て余し気味かもしれません。しかし、しかめっ面をしながらストレスを溜めて仕事をするより、余裕をもって仕事をする位の方が生きいきとしていられます。


当初は、その様なことを考えていたものですが、中小企業での経験も長くなってきますと、実践的に経営に携わる機会も増え、自らのノウハウや知見に磨きが掛るものです。この経験を大手企業で活かそうにも全く別世界での泥臭さに染まってしまっていますので、最早、ここでの技量は通用しないでしょう。それ以前に、その様な気持ちすらならなくなってます。


元々、大学を卒業して初めて就職した企業が信用金庫だったこともありますが、年輪を重ねると何やら原点回帰している様にも感じてしまいます。そもそも、なんで信用金庫に入庫したかといいますと、高校時代よりサイクリングが好きで全国を自分の脚で駆け巡り、行く先
々の地方都市で地域で暮らす方々と交流してきた経験がその様な選択をさせたと思います。


最初は、金融機関でなく旅行会社など人々の交流をサポートしたいと思っていたのですが、なぜか一番苦手意識を持っていた金融経済を身に付けなければならないという一瞬の気の迷いが自分の人生を規定することになるとは思ってもみませんでした。入庫当初は信用金庫の泥臭い利己的なイメージに面食らったものですが、この歳になりその使命が理解できます。


中小企業とは、ビジネスの原点だと思う様になっています。起業してから10年間存続する企業の確率は、ほんの数%にしか過ぎません。私自身の起業経験での勝率も一勝一敗一分けという感じですが、どうすれば成長を導き出せるのかという感覚が知らず知らずのうちに身についてきます。いまはそれらの経験を中小企業のために活かしたいと思うに至ってます。


よく中小企業なんて新陳代謝していかなければならないという様なことを仰る方がいますが私はそうは思いません。やはりこの社会に産み落とされた事業であるからには、必ず何らかの使命を帯びているものと思います。それが上手くいくか行かないかは、経営者がカネ勘定をしながら業務に忙殺されてしまい、冷静さを逸してしまっている所にあるからなのです。


コロナ禍によるゼロゼロ融資を受け息をついている中小企業が多く淘汰が懸念されていますが、それら地域に根差した事業を失うということは地域経済に多大な影響を与えるばかりか
、大手企業や日本経済にも波及することを忘れてはなりません。事業が存続するか没落するかなんて紙一重なのです。必要なのは経営者の魂が事業に込められているか否かでしょう。


今日もありがとうござます!
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